
河川概要
明日につなぐ川づくり
沙流川は、日高山脈の熊見山(1,175m)に源を発し、ほぼ南西方向に流下しています。途中、ペケレベツ岳(1,532m)、芽室岳(1,754m)、ルベシベ山(1,740m)、ピパイロ岳(1,917m)等に源を発するウエンザル川、パンケヌシ川、 千呂露川等と合流し日高町本町に至ります。さらに戸蔦別岳(1,960m)、幌尻岳(2,052m)に源を発する額平川等の支川と合流し、平取町本町の市街地を経て日高町富川にて太平洋に注いでおり、幹川流路延長は104㎞、流域面積は1,350㎞2の河川です。
流域には、先史時代から人々が生活の足跡を残し、アイヌ文化の時代にあっては道内で有数のコタン(集落)を形成し、アイヌの人々が先住していました。この沙流川流域に住むアイヌの人々をサルンクルと言い、その伝統・文化は今日の流域社会に深く結びついています。チプサンケ(舟おろしの儀式)、口承文芸、アイヌ古式舞踊などが今日まで受け継がれているとともに、アイヌ文化期などの埋蔵文化財がこれまでに随所で発掘されており、平取町においては、このアイヌ文化を後世に伝えるため、その発展と関わりの深い沙流川を中心としたアイヌ文化を振興させる取組が進められています。 ![]()
河口から(平成28年)
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平取町市街地
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流域図・位置図![]() 関連機関(管理事務所等)河川整備基本方針河川整備計画水害への取り組みパンフレットなど |