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沙流川の自然環境
渓谷と清流からなる景観
沙流川上流部は、竜門峡・千呂露峡・轟ガロウ等のような渓谷地形と両岸を覆う森林美、幌尻岳・千呂露岳や貫気別山等の山岳景観で構成されています。中下流部は遠くの山々を背景に牧歌的田園風景が広がり、サラブレッドが走り回る採草放牧地や公園緑地などが広がっています。
千呂露峡
幌尻岳
日本一のスズラン群生地
流域の植生は、流域面積の約9割を占める森林植生に代表され、上流は日高山脈襟裳国定公園に属し、特に日勝峠付近のエゾマツ・ダケカンバ群落は「沙流川源流原始林」として国の天然記念物に指定されています。支川額平川の沿川、平取町芽生付近に広がる野生のスズラン群生地(約15ha)は日本一の広さであり、毎年6月上旬に開かれる1週間の鑑賞会とその前後には1万人前後の観光客が訪れます。
スズラン鑑賞会(平取町HPより)
サケ・シシャモが遡上、産卵する沙流川
魚類はサケやサクラマス等が遡上するほか、北海道の太平洋沿岸にのみ分布する日本固有の魚種であるシシャモが、秋から冬の産卵期に遡上します。
シシャモ
サケ(二風谷ダム魚道)
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