水管理・国土保全

  

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地域と十勝川

地域の中の十勝川

 十勝川の沿川では、近年、土地利用の高度化が進み、十勝川のもつ河川空間について、沿川住民の憩いの場としてのレクリエーション空間としての利用、および生態系上貴重な自然の保全の場等として、地域社会の期待が高まっており、これらを踏まえて、現在整備を進めているところです。

地域の中の十勝川

十勝川と地域社会のつながり
 十勝川の沿川では、近年、土地利用の高度化が進み、十勝川のもつ河川空間の利用について、沿川住民の憩いの場としてのレクリエーション空間としての利用、および生態系上貴重な自然の保全の場等として、地域社会の期待が高まっており、これらを踏まえて、現在整備を進めているところです。帯広市と音更町を結ぶ十勝大橋の下流には、多くの方々が利用できるようにユニバーサルデザインの考え方を取り入れて、十勝川親水広場が整備され、散策やジョギング等に利用されているほか、夏には花火大会などのイベントが開催される等、市民の憩いの場となっています。


十勝川親水広場



 一方、十勝川温泉街に近接するアクアパークでは、毎年1月頃には多くのハクチョウやカモなどが越冬地として利用しており、その下流に位置する千代田堰堤では、毎年10月頃にはサケの遡上・捕獲を見物することができる場所となっており、毎年、多くの観光客が訪れています。


アクアパーク



 また、札内川と帯広川が合流する場所では、「子どもの水辺北海道地域拠点センター」の整備が完了し、平成16年4月から、十勝川流域でNPO活動されている方々が中心となって、川を活用した環境教育等を行う活動拠点として利用が始まりました。


子どもの水辺北海道地域拠点センター(エールセンター)



 十勝川、音更川および札内川の水辺では、毎年8月頃に、川に棲む水生生物を調べて川の水質について学ぶ「川の自然観察会」を開催し、多くの小・中学生が身近な川の自然を学習しています。また、洪水流から堤防を樹木で守る「治水の杜」づくりを、川沿いに住む住民の方々と行政が一緒になって、木の種を採取して、種から苗木を育て、その苗木を使って植樹を行っています。


川の自然観察会の様子



 一方、公園的整備が行われていない河川敷地の多くは採草地として利用され、酪農を基幹産業とする十勝地方独特の河川空間の利用がされています。また、十勝川および札内川の上流部にはケショウヤナギ(貴重種)が多く自生し、十勝川の河口部およびその周辺には湿地帯が存在する等の自然環境が残されています。


集められた牧草





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