水管理・国土保全

  

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地域と天塩川

地域の中の天塩川

"天塩川は、河口から約158kmもの区間横断工作物がなく、テッシや豊かな河畔林など良好な河川環境を有していることからカヌーが盛んです。流域の市町村が一体となってカヌーのイベント「ダウン・ザ・テッシ・オ・ペッ」が毎年開催され、全国から多数のカヌー愛好者が集まりにぎわいを見せています。"


天塩の川下り<日本最長カヌーツーリング>
 天塩川では、カヌーが盛んであり、全川にわたって各所にカヌーポートが整備されています。河口から約158kmにわたり堰等の横断工作物が設置されていないことから、天塩川の上流から河口までカヌーで下る日本最大規模の「ダウン・ザ・テッシ・オ・ペッ」が平成4年度から毎年開催されています。その他各種のカヌーツーリングが開催され、全国から多数のカヌー愛好者が集まりにぎわいを見せています。

ダウン・ザ・テッシ-オ-ペッ

 また天塩川では、昭和9年以降、本格的な治水事業が開始され、洪水被害軽減のために蛇行箇所を切り替え、洪水の流れを良くする捷水路工事が多数行われています。これにより発生した旧川は原始の天塩川の姿を物語る貴重な水辺空間となっており、一部の旧川では、水辺空間を利用した公園整備が進み人々の憩いの場として活用されています。



美深アイランド


 天塩川中流部の美深町に残る三日月湖は美深アイランドと呼ばれており、カヌー発着場や美深町による「チョウザメ館」、道の駅「美深アイランド」などの整備が行われ、多くの人々で賑わっています。「チョウザメ館」では、かつて原始の天塩川をさかのぼっていたとされるチョウザメを三日月湖の水を使って養殖し、自然繁殖に向けた研究活動が行われています。


チョウザメ


 上流の岩尾内ダム湖では、湖畔でのキャンプや釣り、湖面を利用したレクリエーションなどに多くの人々が訪れています。下流部においても、河口部旧川跡を利用し、キャンプ場やオートキャンプ場、原生植物の散策道等の鏡沼海浜公園が整備されており、多くの人々の交流・憩いの場として利用されています。また天塩川及び鏡沼海浜公園を舞台に天塩港シジミまつりや、天塩川花火大会や川下り等が開催され、多くの人々が参加しています。


天塩港シジミ祭り





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