水管理・国土保全

  

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天塩川の自然環境

"日本最北の大河天塩川は、その源を北見山地の天塩岳に発し、北流しながらいくつかの狭窄部を抜け、日本海に注いでいます。流域の上流部は天塩岳道立自然公園、下流部は利尻礼文サロベツ国立公園に指定され、緑豊かな自然と動植物が見られる河川として知られています。"



水と緑が豊かに息づく天塩川
 日本最北の大河、天塩川はその源を北見山地の天塩岳に発し、北流しながらいくつかの狭窄部を抜け、日本海に注いでいます。流域の上流部は天塩岳道立自然公園、下流部は利尻礼文サロベツ国立公園に指定され、緑豊かな自然と動植物が見られる河川として知られています。南北に長い天塩川には、中心の天塩川本流に両側から多くの支流が合流し、まるで鳥の羽のような形をしています。


オジロワシ


 また下流部には、北海道の最北端に広がる23,000haに及ぶ広大なサロベツ湿原があり、湿原内ではハマナス、エゾスカシユリ、ノハナショウブなど100種類以上にも及ぶ花が咲き乱れます。
 特に、6月から7月にかけて開花するエゾカンゾウの鮮やかな黄色は見事な景色を演出し、多くの観光客が訪れています。
 特筆すべき種としては、植物ではホソバエゾノコギリ、哺乳類ではトウキョウトガリネズミ、魚類ではイトウ等が生息・分布しています。
 また下流部は、オジロワシやオオワシなどの渡りの重要な中継地にもなっているほか、 湿原内に分布するペンケ沼・パンケ沼は、水鳥の中継地としても重要です。
 パンケ沼と本川下流の汽水域は、全国有数のヤマトシジミの産地でもあり、シジミ漁が行われています。



サロベツ原野を上空から望む


エゾカンゾウ

トウキョウトガリネズミ



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