水管理・国土保全

  

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岩木川の自然環境

"岩木川流域は国立公園、国定公園、県立自然公園といった良好な自然環境を有しています。

源流部には世界遺産である白神山地が位置し、上流部にはアユやウグイの産卵場、中流部にはオオタカの繁殖、下流部はヨシ原のオオセッカなど貴重な動植物が多数確認されています。"



○岩木川流域の指定公園
岩木川流域は十和田八幡平国立公園、津軽国定公園をはじめ、5つの県立自然公園に指定されるなど豊かな自然環境を有しています。


○岩木川源流部の自然環境
岩木川の源流は白神山地に位置しています。
 白神山地は、人為的な影響を受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布することが評価され、平成5年には世界自然遺産に登録されました。


世界自然遺産白神山地


○岩木川上流部の自然環境
上流部の河川敷はスポーツレクリエーション広場として利用されています。
 河原は瀬と淵が発達し、アユやウグイの産卵場もみられ、また、カワセミが多く生息し、イワツバメの繁殖地にもなっています。
 また、水辺にはツルヨシやミクリが見られ、ヤナギ河畔林もあります。




アユ産卵場


○岩木川中流部の自然環境
中流部の河川敷には青森県の特産品として全国的にも有名なりんごの果樹園が広がっています。
 河岸沿いにはヤナギ高木林が帯状に発達し、オオタカやノスリが繁殖しているほか、トビの集団ねぐらが形成されることもあります。




河川敷に広がるリンゴ園


○岩木川下流部の自然環境
下流部は広大なヨシ原が河川敷に広がり、国内希少種に指定されているオオセッカ、コジュリンを始めとする湿地性の鳥類の宝庫となっています。
 また、マークオサムシをはじめとする湿地性の昆虫類も豊富で、ワンド状の入り江、池ではタナゴ類やメダカも生息しています。
 哺乳類では準絶滅危惧種に指定されているイイズナが確認されています。



ヨシ原とオオセッカ

○岩木川河口部の自然環境
河口部にある十三湖は汽水湖であり、水産生物で全国的にも有名なヤマトシジミの産地となっています。
 また、オオハクチョウをはじめとする水鳥が冬季を中心に多く訪れています。


十三湖


○平川の自然環境
支川平川の河川敷は運動場として利用されており、夏場は花火大会などが行われています。
 藤崎町付近の河岸にはオオハクチョウなどが越冬のため飛来し、また、カワセミの繁殖も確認されています。


飛来するオオハクチョウ





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