
河川概要
恵みの湖 霞ヶ浦霞ヶ浦(霞ヶ浦(西浦)、北浦、鰐川、常陸利根川、横利根川の5河川の総称)は、茨城県の南東部に位置しており、湖面積約220 km2、流域面積2,157km2の一級河川です。 その流域は、茨城県、栃木県、千葉県の3県の18市5町1村からなり、流域の土地利用は、山地等が約62%、水田、畑等の農地が約35%、宅地等の市街地が約3%となっています。この山地等のうち霞ヶ浦の水面が約10%にも及んでいます。 流域内人口は約95万人であり、鉄道沿線を中心に発達する市街地に人口が多くなっています。 霞ヶ浦では、湖面積の約1割にあたる2,660haが干拓されてきた歴史があり、現在でも霞ヶ浦周辺は有数の穀倉地帯であるほか、霞ヶ浦から県西地域にも送水されており、茨城県は水稲栽培で全国第5位となっています。さらに、湖周辺では特産品のレンコンの出荷量が日本一を誇るなど、農業が盛んである。漁業に関しても、古くから大徳網(だいとくあみ)や帆引き網など様々な漁法を駆使し、豊かな資源を対象とした漁業が行われ、現在でも全国湖沼漁獲量の約6%を占めています。霞ヶ浦(西浦)の西には、高水準の研究と教育を行うための拠点の形成を目的に国家プロジェクトとして建設された筑波研究学園都市が、北浦の東には、鹿島臨海工業地帯が立地しています。また、流域の約16%は水郷筑波国定公園に指定される等、自然環境に恵まれ、豊かな水郷景観を有するとともに、様々な水利用が行われています。 流域には、JR常磐線、JR鹿島線、つくばエクスプレス線等の鉄道網、常磐自動車道や首都圏中央連絡自動車道等の高速道路、さらに、茨城空港や茨城港、鹿島港等重要港湾群へのアクセス向上にも繋がる東関東自動車道が建設される等、地域の基幹をなす交通施設の要衝となるなど、この地域における社会・経済・文化の基盤を成しています。 |
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流域図・位置図
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