水管理・国土保全

  

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地域と江戸川

地域の中の江戸川
首都圏に広い空間を提供する江戸川
江戸川は全川にわたり高水敷が整備されています。多くが公園、運動場などとして利用され、上流部では牧草地や滑空場としても使われています。
 江戸川全体の年間の総利用者数は約608.9万人にものぼります。
 夏には花火大会が沿川各所で行われるとともに凧揚げ大会やカヌー大会、ウォーキング大会など、季節に応じて様々なイベントが開催され多くの人で賑わっています。
 特に花火大会の規模が大きく、観客数が多いのが江戸川区・市川市の花火大会で、観客数は約140 万人を超え、打ち上げ花火総数も約14,000発を誇り、全国でも有数の花火大会となっています。




花火大会開催を待つ人々(葛飾区)


首都圏の暮らしを支える江戸川
江戸時代、流域の低地は軟弱な地盤などが原因で、井戸水の水質が悪かったため、江戸の町には、「水屋」と呼ばれる業者から、江戸川の水を飲料水として買っている人々もいるほどでした。その後、人口の増加にともない水道の必要性が高まり、大正5年には、葛飾区に金町浄水場が作られ、東京への水道の給水がはじまりました。その後も江戸川の水利用は増加し、現在(H29年度)では、江戸川の水は首都圏1000万人の水道用水、110社以上の工業用水、3,900haを灌漑する農業用水として、流域の生活をささえています。その量は毎秒60m3/sにもなります。



金町浄水場 取水塔


市民団体の活躍
江戸川の沿川では多くの市民団体が活動しています。市民団体では、自然観察会を通じて身近な江戸川流域の自然を見直したり、江戸川支川においては清掃や水質調査によって河川環境の改善を目指したりする活動を行っています。江戸川河川事務所では昭和56年から江戸川クリーン大作戦を実施し、沿川の住民・市民団体との連携を深めています。この江戸川クリーン大作戦は現在(H29年度)までに37回を数え、毎年10,000人を超える方が参加しており、約40m3を超えるゴミの回収を行っています。


江戸川クリーン大作戦の様子






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