
伝統文化
毎年6月上旬の5日間、信濃川と中ノ口川に挟まれた新潟市南区(旧白根市)で中ノ口川を挟んで、白根と対岸の西白根との間で行われる大凧の大きさは縦7.27m、横5.46m、この大凧に縦3.03m、横2.42mの六角凧が混じって、合わせて十数枚の凧が空を乱舞します。上杉謙信や桃太郎の巨大な図柄が大空に浮かぶ様は勇壮そのものです。 この大凧合戦は、空中で凧を絡ませ、どちらかの綱が切れるまで引き合って勝負を決めます。だから綱は軽くて丈夫でなければならず、綱よりの名人が斎戒林浴してよりあげると言います。 白根大凧合戦の起こりは、一説では、江戸時代中期の元文二年(1737年)にさかのぼります。白根側が中ノ口川堤防工事が完成したことを祝って大凧を揚げたところ、その凧が対岸の西白根に墜落して農作物に大きな被害を出してしまいました。怒った西白根の人々が大凧を揚げて挑んだのがこの凧合戦のそもそもの始まりと言われています。 |
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白根大凧合戦(新潟県新潟市提供)
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河川とのつながり
河川敷地利用
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三条の桃畑(出典:信濃川下流紀行)
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白根の梨畑(新潟県新潟市提供)
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