水管理・国土保全

  

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地域と黒部川

清流黒部川
愛本姫社(あいもとひめしゃ)祭り
宇奈月町下立(うなづきまちおりたて)には、「お光(みつ)と大蛇」の伝説にゆかりのある愛本姫社があります。毎年6月21日には、お光と大蛇の婚礼行列が行われ、名物のちまきも売り出されます。愛本姫社のご神体は江戸時代の浮世絵師、池田英泉(いけだえいせん)が描いた「花魁(おいらん)」の版画で、この版画はゴッホが模写したことで有名になりました。祭りの日には、このご神体である「花魁」を見ることが出来ます。


愛本姫社(あいもとひめしゃ)祭り(お光(みつ)と大蛇の婚礼)


愛本姫社(あいもとひめしゃ)

愛本新用水天満宮たいまつ祭り
愛本新用水が完成して、大喜びした農民が手にたいまつを持って、用水沿いに水の流れを追って走ったのが始まりです。毎年10月5日の夜に、ワラや竹でつくった長さ8m、重さ450kgほどの大たいまつ2本に火をつけ、村落の若者が天満宮までかつぎます。


愛本新用水天満宮(あいもとしんようすいてんまんぐう)たいまつ祭り


墓ノ木(はかのき)タイマツ祭り
今から250年余り前の10月9日、黒部川の大洪水のとき堤防が崩れてしまいました。村人たちはたくさんのたいまつを灯して、夜どおし堤防を守ったのが墓ノ木タイマツ祭りの始まりです。現在、祭りは10月13日に変更され、水神(すいじん)様に感謝と豊作と息災を願って行われています。高さ5m、重さ200kgほどのたいまつ2本を「米つり歌」にあわせて、新明社(しんめいしゃ)から約800m上流の水神社(みずじんしゃ)まで運びます。大たいまつの前を子ども達の持つ小たいまつが群がって進みます。


墓ノ木(はかのき)タイマツ祭り




川に親しむ空間利用

いくども洪水をくりかえし「あばれ川」と言われた黒部川も多くの人々の努力によって少しずつ安定してきました。現在では、川と人がもっと身近にふれあうための空間づくりやイベントが行われています。
 愛本橋下流の右岸に「墓ノ木自然公園」があります。黒部川の清流や自然がそのままの形で活かされている公園で、野鳥の宝庫にもなっています。また、キャンプ場も整備されているので、夏は家族連れや若者でにぎわいます。
 「墓ノ木自然公園」のとなりにある「中ノ口緑地公園」にはアーチェリー場やマレットゴルフ場、野球場があり、アウトドアスポーツが楽しめます。
 また、「黒部川公園」では、サッカー場、ソフトボール場が整備され、川風を感じながらスポーツが楽しめます。この公園では、毎年夏に「黒部川・水のコンサート&フェスティバル」が開かれ、多くの人でにぎわいます。


墓ノ木自然公園でキャンプ


黒部川・水のコンサート&フェスティバル












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