水管理・国土保全

  

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黒部川の主な災害

水害の歴史

黒部川流域の年間降水量は約3,000~4,000㎜ 程度、洪水要因の多くは梅雨前線によるもので、この梅雨前線が、川に沿う形で停滞した場合に大雨となることが多く、昭和以降、昭和9年(1934年)、21年(1946年)、44年(1969年)などに大きな洪水が発生し甚大な被害に見舞われました。近年では平成7年(1995年)に大きな洪水が発生し、被害をもたらしました。


昭和44年8月洪水 逆巻く濁流(愛本堰堤操作棟)




昭和44年8月洪水

昭和44年8月8日から9日朝にかけて、富山県東部山岳地帯に100㎜~150㎜の大雨が降り、この雨によって流域全体が浸透水で飽和状態となっているところへ新潟県に北上していた前線の南下で、再び10日夜半から11日にかけ山岳地帯に500㎜を超す豪雨があったため、それまでの計画流量を大きく上回る大出水となりました。


河岸侵食による水防活動実施状況




平成7年7月洪水

北陸地方に停滞した梅雨前線により、7月10日夜から降り出した雨は、11日の昼過ぎから非常に激しい雨に変わり、記録的な豪雨となりました。
 この雨により愛本堰堤では既往最大となった昭和44 年の洪水に次ぐ流量を記録し、入善町板屋の漏水発生現場では、水防団による懸命な水防活動により決壊等の大惨事は免れました。
 黒部川上流域では、発電所が浸水・土砂流出により発電が停止し、宇奈月温泉の引湯管も破損し給湯が停止。黒部峡谷鉄道も土砂災害により大きな被害を受けました。


漏水による水防活動状況








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