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地域と梯川
地域産業とのつながり
小松市は人口10万人を超える都市であり、加賀地方南部の中心を担っています。小松市の発展は工業によるところが大きく、ブルドーザーなどの産業建設機械製作に代表される一般機械器具工業や、「小松絹(りんず)」などの絹織物に代表される繊維工業が盛んとなっています。伝統的な産業としては、九谷焼などがあり、隣接する寺井町とともに生産が盛んに行われています。
梯川の水は、古くから農業用水として利用されており、発電用水、工業用水及び水道用水としての利用は行われていません。また、手取川水系の大日川ダム(県)から滓上川への導水が行われており、麦口町の大日川第二発電所での発電や下流域のかんがいに利用されています。
小松トマト
(写真提供:こまつ観光物産ネットワーク)
人々と梯川とのふれあい
河川空間の利用
梯川の堤防にはウォーキングスケールを兼ねた距離標が設置されています。これにより、地域住民の人々は梯川により親しみ、より関心を持ちながら、ふれあえることができるようになりました。
また、小松大橋付近にあるレガッタ場は、主に高校生の部活動や地域住民の方々の散策等に利用されています。毎年8月の第1日曜日には、「小松市民レガッタ大会」が開催され、市民のコミュニティの場となっています。
ウォーキングスケール
レガッタ大会
環境学習
地元小松市の小学校においては、梯川を総合的な学習の教材として取り上げ、環境や治水、地域の歴史次世代を担う子供達にふるさとの川をより身近な立場で学んでもらっています。
前川排水機場の学習
梯川の工事見学
伝統行事
梯川流域の小松市中心街では江戸時代より続く「お旅まつり」が毎年、盛大に行われています。中でも華やかな「曳山子供歌舞伎」は何代にもわたる町人の粋と努力で支えられ、今なお240年近く脈々と多くの人々の手に引き継がれ、伝統の息吹を伝える伝統行事となっています。
市内を練り歩く曳山
(写真提供:こまつ観光物産ネットワーク)
曳山子供歌舞伎
(写真提供:こまつ観光物産ネットワーク)
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