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淀川の自然環境
鵜殿のヨシ原
三川合流部より2kmほど下流の右岸側には75haに及ぶ広大なヨシ原(鵜殿のヨシ原)が広がっています。平安時代から続く日本の伝統芸能である雅楽の楽器篳篥(ひちりき)の廬舌(ろぜつ)(リード)には、鵜殿産のヨシが最良とされています。鵜殿のヨシ原は日本の伝統文化を支える貴重な場所と言えます。このヨシ原は手入れを行わずに放置しておくと他の植物との生存競争に負けて減少します。そこで毎年2月に「鵜殿のヨシ原焼き」を行ない、他の植物を焼き払う等し保護に努めています。
鵜殿の呼び名が記されたのは、紀貫之「土佐日記」の承平5(935)年2月9日「こよひ、うどのといふところにとまる」とあるのが初めてです。谷崎潤一郎も昭和7年に小説「蘆刈」で鵜殿を含む淀川の風景を描写しています。
鵜殿のヨシ原を下流から望む
鵜殿のヨシ原焼き
城北ワンド
さらに下流に行くと河川公園やグラウンドなど人が利用している空間と隣接して、多くの植物が群落を作っており、淀川の河川敷きは原野の環境が残された大阪平野でも貴重な場所となっています。原野は水鳥たちの生育する環境でもあり、こうした豊かな環境を守り、人の影響を和らげる地区として野草地区を設けています。
また、淀川の特徴的な環境であるワンドが所々に見られます。とくに城北ワンド群は多くのワンドが連なっており、天然記念物のイタセンパラや希少な水生昆虫のエサキアメンボなど貴重な動植物の宝庫になっています。
城北ワンド群
淀川“わんどクリーン”大作戦
淀川河川事務所では、河川愛護月間の取り組みの一環として、「淀川“わんど”クリーン大作戦」を実施しています。この活動は、イタセンパラをシンボルとした河川環境の多様性を保全するため、地域と連携した啓発活動に取り組んでいます。かつて国内最大規模のイタセンパラ(国指定の天然記念物、国内希少野生動植物種)生息区域である城北のわんど群を対象地として、活動を行っています。
参加者集合の様子
清掃活動の様子
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