
主な治水事業
川内市街部改修事業
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薩摩川内市街部
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菱刈捷水路、湯之尾捷水路
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菱刈捷水路
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湯之尾捷水路
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鶴田ダム事業
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鶴田ダム
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川内川激甚災害対策特別緊急事業(曽木の滝分水路・推込分水路他)
川内川水系では、平成18年7月洪水により甚大な被害を受けたことをきっかけに、平成18年10月に川内川激甚災害対策特別緊急事業に採択され、平成18年7月洪水に対して、平成18年度から23年度までの6年間で外水氾濫をなくし、約1,500戸の家屋の浸水被害の解消を図るための工事が各所で実施されました。そのうち、曽木の滝分水路は、大きな被害を受けた川内川上流域の洪水被害を低減 させるために整備された延長約400m、底幅約30mの分水路(洪水を流す水路)です。 周辺には、年間約30万人が訪れる景勝地「曽木の滝」があるため、分水路整備にあたっては特に景観に配慮して計画されました。 その計画検討にあたっては、行政機関、地域住民、大学の有識者による景観検討委員会を立ち上げ、周辺景勝地の景観との調和や 平常時の利活用、地域活性化につながる観光資源化を目指して整備されました。 こうした一連の取り組みが評価され、曽木の滝分水路は、平成24年の「グッドデザイン賞」をはじめとする様々な賞を受賞し、大きな注目を集めています。また、さつま町に整備された推込(しごめ)分水路は、甚大な被害を被ったさつま町宮之城地域の洪水被害を低減させるために、さつま町宮之城屋地地区に整備された延長約250m、底幅約65mの分水路です。周辺には、史跡虎居城跡をイメージした石積み堤防の虎居地区堤防も整備されています。
川内川激甚災害対策特別緊急事業の概要 |
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曽木の滝分水路
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推込分水路
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鶴田ダム再開発事業
平成18年7月、川内川流域は記録的な豪雨によりこれまでにない大きな洪水被害を受けました。そのため川内川激甚災害対策特別緊急事業に併せて川内川流域の洪水被害軽減のため、鶴田ダムの洪水調節容量を増やす鶴田ダム再開発事業を平成19年度より着手しました。鶴田ダムの洪水調節容量を最大75,000千m3から最大98,000千m3(約1.3倍)に増やす事業であり、低い貯水位でも放流できる新たな放流管を増設するとともに、付替発電管工事、増設減勢工工事及び既設減勢工改造工事等を行っています。
鶴田ダム再開発事業の概要 |
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鶴田ダム再開発後の洪水調節容量
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鶴田ダム再開発完成予想図
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