日中韓三国の経済依存関係が緊密化し、三国間の物流が重要な役割を担うようになる中、三国間の円滑な物流の実現等に向け、日中韓が課題を解決し協力を推進するための枠組みとして、日中韓物流大臣会合が2006年に創設されました。日中韓物流大臣会合では、三国の国際物流に関する情報交換や物流分野における課題に対する意見交換、北東アジアにおけるシームレスな物流システムの実現に向けた協議等がされており、会合毎に今後の取り組み等を記した共同声明が採択されています。
令和3年8月20日、「第8回日中韓物流大臣会合」が日本主催によりオンライン形式で開催されました。当会合では、昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大や世界的な気候変動などの物流への影響を踏まえ、今後の三国間の連携の方向性について意見交換が行われ、以下の三点を目標とする共同声明が採択されました。
(1)強靭な物流ネットワークの推進
(2)シームレス物流システムの実現
(3)環境にやさしい物流の構築
1.原文(英語)