2.成功に導くための留意点 前記U.1.(2)の様なプロセスで取組を進めようとする際、担当者は様々な場面で判断に迷い、その場面(壁)を乗り越えられない場合には、取組の方向性を見失い、場合によっては取組を止めてしまう恐れがある。 この「壁」を乗り越えるためには、これまで乗り越えた実績を持つ地域の実践例及び、実践例から体系化されたノウハウや計画技術から、その「知恵」を参照することが有効と考えられる。 但し、この「知恵」は、あくまでもその地域の担当者の創意工夫によって実行されたものであり、そのまま模倣すれば成功するというものではないことに注意することが必要である。すなわち、この「知恵」を活用しながら、自らの地域の状況を踏まえた創意工夫、試行錯誤を重ねながら取組を進める必要がある。 ここでは、<地域のモビリティ確保に向けた取組のプロセス>の各項目ごとにこの「知恵」を整理し、Q&Aの形式で提示している。 また、事例を収集する中で特に参考とすべき内容について、《知恵袋》(コラム)で紹介している。 |