Title 【Chichibu 34 Kannon Pilgrimage: Traditional Attire】

  • Saitama
Topic(s):
Shrines/Temples/Churches Activities
Medium/Media of Use:
Pamphlet Web Page
Text Length:
251-500
FY Prepared:
2019
Associated Tourism Board:
chichibuchiikitagengokaisetsukyogikai

【秩父三十四観音巡礼:伝統的な服装】


秩父巡礼用のレンタル装束セットは、巡礼者が慣例として身に着ける5つの巡礼用品からなる。装束セットは1日から3日間借りることができ、伝統的な装束でちょっと歩いてみたい人のために30分間のレンタルもある。巡礼装束のセットは、秩父観光案内所(西武秩父駅のすぐ南、交番近く)と秩父地場産業振興センター(秩父駅内)の2つの場所のいずれかで、受取と返却の両方が可能である。巡礼装束セットに含まれる用品は、そのうち一点または全品を購入することも可能である。


帽子(すげがさ)

すげがさはスゲで織られており、日よけと雨よけのためにつばが広くなっている。日本では巡礼者、旅行者や労働者がスゲの帽子をかぶり、少なくとも千年にわたって着用されてきた。スゲの帽子にはさまざまな形と種類がある。巡礼に出かける際には、すげがさの側面にあることばを書くのがならわしである。秩父の巡礼者が身に着けている帽子には、一般的に次のことばが書かれている。


1)迷故三界城(meiko sangaijō)「この世はすべて城塞の中で迷っているようなもの」

2)悟故十方空(goko jippōkū)「仏の教えを求めることで私は自由になる」

3)本来無東西(honrai mutōzai)「現実には東も西もない」

4)何処有南北(gashō nanboku)「北も南もない、ただ此処があるだけだ」


最後の2つのことばが意味するのは、「北」や「南」などの世俗的な概念は人間の概念にすぎないということである。自己の存在がなければ、方向性はあり得ない。

これらの4つのことばに加えて、文字通り「二人が一緒に行く」という意味の5番目のことば、「同行二人」と書くことも一般的である。これは、慈悲深い観音菩薩様が常に存在していることを指しており、秩父巡礼の旅路だけでなく、人生における道のりにおいても、観音様がともにいて下さると言われている。別の巡礼路においては、観音様の代わりに密教の開祖である空海(774~835年)を意味する場合がある。


袖なしの外衣(おいづる)

巡礼者は、白衣(びゃくい)と呼ばれるスタイルの完全な白装束を身に纏うのが慣例である。白い衣服は清浄に関係しており、この装束は、亡くなった人に着せる葬儀用の白い上衣(白装束)と似ている。これは、命がけで未知の地域へ何日も旅をしているということを、ひとりひとりの巡礼者が認識していることの反映だと言われている。つまり、巡礼者が旅路の途中で命を落としたら、すでに埋葬の準備ができているというわけである。

今の巡礼者のほとんどは、巡礼装束一式を身にまとっていないが、多くの人は、「おいづる」と呼ばれる白い袖なしの外衣を着ている。かつて巡礼者は、経典やお香を付帯し、さらに「笈(おい)」と呼ばれる木箱に仏像などを入れて持ち運ぶのが一般的であった。おいづるの名前は文字通り「笈が擦れる衣服」を意味する。スゲの帽子と同様に、巡礼者はおいづるに「南無観世音菩薩」ということばを書くのが非常に一般的である。巡礼者の中には、各寺の公式印章(御朱印)を御朱印帳ではなく、おいづるに書いてもらう人もいる。


法衣(帯または輪袈裟)

巡礼者が身に纏う外衣は、「五幅の衣(五条)」の簡略版として発展したものである。五条とは、たくさんの小布をつなげて縫い付けた伝統的な僧侶の法衣を指す。この外衣は、伝統的に僧侶が身に着けていた「3つの外衣」(三衣)のうち、一番上に羽織る衣服である。この衣服のサンスクリット語の名前(カーシャーヤ)は「黄土」を意味し、または、黄土で染色された布の端切れを継ぎ合わされたインドの伝統的な僧侶の外衣を指している。


袋(納札入れ)

かつて巡礼者は、寺に参拝した記念として、千社札と呼ばれる紙の札を寺の壁や垂木に貼っていた。千社札は幸運をもたらし、願いを叶えると信じられていたが、数え切れないほどの寺が千社札だらけになったことから、この習慣はなくなった。現在では、この特別な袋に入れて持ち込まれた紙製の願掛け札を納めること(納札)も同様に御利益があると考えられている。多くの巡礼者はまた、乞食の行を行う僧侶が持っていた袋(頭陀)にちなんで頭陀袋、つまり「僧侶の袋」と呼ばれるもうひとつの大きな手提げ袋を付帯する。


巡礼者の杖(金剛杖)

「金剛杖」は、巡礼者にとって不可欠とされる唯一の巡礼用品である。歩行用の杖として有用であるのは当然だが、それとは別にこの伝統的な杖は、象徴的な大きな意味も持っているのである。その名前は「ダイヤモンドの杖」を意味しており、密教とその開祖である空海のことを指している。そして空海が、全ての巡礼者と一緒に歩くと言われており、実際、巡礼者の杖は空海の化身であると言われている。このため、毎日、一日の終わりに杖の付け根を掃除し、夜には部屋の床の間に安置するのがならわしである。

金剛杖にはもう一つの実用的な用途もある。杖の上部には、仏教の伝統的な5つの要素である土、水、火、風、空を指すサンスクリット文字が刻まれた仏塔が彫られており、杖の上部についているカバーはそれらを保護している。巡礼者が行き倒れたとき簡単に埋葬してもらえるように死に装束を着るのとよく似た意味を持ち、金剛杖に仏塔が彫られていることで、墓標として使用することができるのである。おいずると同様に、金剛杖にも御朱印を入れてもらうことができる。


秩父三十四觀音靈場巡禮:傳統裝束


依照慣例,秩父的巡禮者通常需要準備包括特定服裝在內的五種巡禮用品,當地提供巡禮裝備整套租賃服務,通常可租一至三天。另亦設有體驗試穿的服務,30分鐘起租。為您提供身著東瀛傳統裝束漫步異國的另類體驗。巡禮套裝可從秩父觀光服務所(西武秩父車站出口南面派出所旁)和秩父地場產業振興中心(秩父車站內)兩個租賃點租借及歸還,套裝內的各項巡禮用品亦可購買。


佛謁斗笠“菅笠”

菅笠是用薹草編成的斗笠,帽簷寬廣,用於遮陽擋雨,是自古以來日本百姓勞動工作、出遊遠行或巡禮朝聖的必備品。其使用已逾千年,並發展出了多種式樣。巡禮時通常會在菅笠帽簷上書寫佛偈,而秩父地區的巡禮者往往會書寫如下四句:

1)迷故三界城——眾生迷惘,則三界為城

2)悟故十方空——佛光普照,悟十方皆空

3)本來無東西——人世本無西與東

4)何處有南北——何問南北行此中

後兩句闡釋出「東西南北原本只是塵世觀念,行於世間若無法認知自我,則不會有人生方向」的深意。

此四句外,另有常用的第五句,即「同行二人」。字面意思是兩人同行,其中深意為「慈悲為懷的觀音大士無處不在,不只是巡禮之路,人生的旅程中亦始終與修行者同行」。另外,在其他巡禮路中,句裡二人中的「另一人」也有指日本真言密宗祖師——空海法師(774-835)的情形。


無袖白衣「笈摺」

昔日人們巡遊朝聖時有身著「白衣」的習俗。這是一種純白的服飾,象徵六根清淨,式樣與往生者在葬禮上所著「白裝束」相似。身披白衣,代表巡禮者將生死置之度外,遠赴未知之地修行數日的決心——即便可能在朝聖途中失去性命,也已做好就地埋葬的準備。

近年來,巡禮者幾無再穿全套白衣的習俗,人們多穿一種白色的無袖短褂,名為「笈摺」。「笈」是過去的巡禮者攜帶佛經香燭或是背負佛像修行時用的木箱。「笈摺」即為與笈箱摩擦的衣物之意。和菅笠相同,在笈摺上題寫「南無觀世音菩薩」七字極為普遍。此外,也有朝聖者選擇將本該蓋在御朱印帳上的各寺院御朱印蓋在笈摺上以作紀念。


簡化法衣「輪袈裟」

巡禮者掛於頸部的扁帶狀法衣「輪袈裟」乃由五條袈裟簡化而來。五條袈裟又稱「五幅衣」,由碎布縫綴而成。依據佛教傳統,僧侶可著三種袈裟,謂之「三衣」。五條袈裟是三衣之一,穿著時披在其他衣物之上。其梵語原意為黃土,指用黃土染色的碎布片縫綴而成的印度傳統僧衣。


護身符袋「納札袋」

過去的巡禮者為紀念參拜各寺院之行,常將護身所用紙符「千社札」貼於佛堂四壁或是椽條上。人們相信千社札能帶來福運,實現夙願。然而在各處寺廟佛堂被貼滿千社札後,這種習俗卻不再延續。取而代之的是將寫了參拜者姓名及願望的紙符置於特製布袋中(稱為納札),參拜時將紙符供置寺廟以祈福許願。除納札袋之外,眾多巡禮者還會佩戴「僧侶布袋」——此為日本頭陀托缽化緣時佩戴的布包,又名「頭陀袋」。


巡禮手杖「金剛杖」

金剛杖被視為是唯一不可或缺的巡禮用品,人們長途跋涉時使用手杖雖屬常事,但巡禮用的「金剛杖」卻蘊含更大的象徵意義。「金剛杖」顧名思義即金剛石手杖,但也象徵創立了日本真言密宗的空海法師。事實上,巡禮者的金剛杖被視為空海法師的化身,一路伴隨巡禮者修行。習慣上人們在歷經一天的跋涉後需仔細清洗杖底,夜晚則將其供奉於壁龕之中。

除卻象徵的意義,金剛杖另有實際用途。杖頭蓋有布罩,所覆蓋之處雕作卒塔婆型,以梵文鐫刻佛法五要素:地、水、火、風、空。此杖頭外型與日本習俗中置於墓碑後的木質墓標「卒塔婆」一致。朝聖者若卒於巡禮路途中,此杖即可用於其墓,這與巡禮者身著往生白衣「笈摺」,便於隨時安葬之涵義相似。和「笈摺」一樣,金剛杖也可加蓋御朱印。

秩父三十四观音灵场巡礼:传统装束


依照惯例,秩父的巡礼者通常需要准备特定着装等五种巡礼用品。当地提供巡礼装备整套租赁服务,通常可租一至三天。另设体验套餐,30分钟起租。为您提供身着东瀛传统装束漫步异国的别样体验。巡礼套装可从秩父观光服务所(西武秩父车站出口南面警所旁)和秩父地场产业振兴中心(秩父车站内)两个租赁点租退,套装内的巡礼用品也可购买。


佛谒斗笠“菅笠”

菅笠是用苔草编成的斗笠,帽檐宽广,用于遮阳挡雨,是日本百姓劳作出游、巡礼朝圣的必备品。其使用已逾千年,并发展出了多种式样。巡礼时通常会在菅笠帽檐上书写佛偈,而秩父地区的巡礼者往往会书写如下四句:

1)迷故三界城——众生迷惘,则三界为城

2)悟故十方空——佛光普照,悟十方皆空

3)本来无东西——人世本无西与东

4)何处有南北——何问南北行此中

后两句阐释出“东西南北原本只是尘世观念,行于世间若无法认知自我,则不会有人生方向”的深意。

此四句外,另有常用第五句,即“同行二人”。字面意思是两人同行,内中深意则为“慈悲为怀的观音大士在巡礼之路和人生归途中与修行者同行”。另外,在其他巡礼路中,句里二人中的“另一人”也有指代日本真言密宗祖师——空海法师(774-835)的情形。


无袖白衣“笈摺”

昔日人们巡游朝圣时有身着“白衣”的习俗。这是一种纯白的服饰。白色象征六根清净,衣装式样与往生者在葬礼上所着“白装束”相似。身披白衣,代表巡礼者将生死置之度外,赴未知之地修行数日的决心——即便可能在朝圣途中失去性命,也已做好就地埋葬的准备。

而至现代,巡礼者几无再穿全套白衣的习俗,人们多穿一种白色的无袖短褂,名为“笈摺”。“笈”是过去的巡礼者携带佛经香烛或是背负佛像修行时用的木箱。“笈摺”意为笈箱摩擦的衣物。和菅笠相同,在笈摺上题写“南无观世音菩萨”七字也极为普遍。此外,也有朝圣者选择将本该盖在御朱印帐上的各寺院御朱印盖在笈摺上以作纪念。


简化法衣“轮袈裟”

巡礼者挂于项间的扁带状法衣“轮袈裟”由五条袈裟简化而来。五条袈裟又称“五幅衣”,由碎布缝缀而成。依据佛教传统,僧侣可着三种袈裟,谓之“三衣”。五条袈裟是三衣之一,穿着时披在其他衣物之上。其梵语原意为黄土,指用黄土染色的碎布片缝缀的印度传统僧衣。


护身符袋“纳札袋”

过去的巡礼者为纪念参拜,常将护身所用纸符“千社札”贴于佛堂四壁或是椽条上。人们相信千社札能带来福运,实现夙愿。然而在各处寺庙佛堂被贴满千社札后,这种习俗却不再延续。取而代之的是将收纳于特制布袋中的纸符,供置寺庙以祈福许愿。除纳札袋之外,众多巡礼者还会佩戴“僧侣布袋”——此为日本头陀托钵化缘时佩戴的布包,又名“头陀袋”。


巡礼手杖“金刚杖”

金刚杖被视作唯一一种不可或缺的巡礼品。人们长途跋涉时使用手杖虽属常事,但巡礼用“金刚杖”却暗含更大的象征意义。“金刚杖”顾名思义即金刚石手杖,在这里也象征创立了日本真言密宗的空海法师。事实上,巡礼者的金刚杖被视为空海法师的化身,并一路伴随巡礼者。人们在历经一天的跋涉后需仔细清洗杖底,夜晚则需将其供奉于壁龛之中。

除却象征作用,金刚杖另有实际用途:杖头盖有布罩,所覆之处雕为卒塔婆型,以梵文镌刻佛法五要素:地、水、火、风、空。此结构与日本佛教丧葬习俗中置于墓碑后的木质墓标“卒塔婆”一致。朝圣者卒于巡礼路时可用于安葬,这与巡礼者身着往生白衣“笈摺”,便于随时安葬之用相似。和“笈摺”一样,金刚杖也可加盖御朱印。

Chichibu 34 Kannon Pilgrimage: Traditional Attire


The set of rental attire for the Chichibu pilgrimage consists of five items that are traditionally worn by pilgrims. The full set can be borrowed for one to three days, or in 30-minute sessions for visitors who just want to try walking around in the traditional clothing. The set can be both picked up and dropped off at either of two locations: the Chichibu Tourist Information Center (just south of Seibu-Chichibu Station, near the police box) and the Chichibu Local Product Center (within Chichibu Station). The items in the set are also available for purchase.


Hat (Sugegasa)

The sugegasa is woven from sedge and has a broad brim for protection from the sun and rain. Sedge hats have been worn by pilgrims, travelers, and laborers in Japan for at least a millennium, and they come in a variety of shapes and types. When going on a pilgrimage, it is customary to write certain phrases on the sides of the sugegasa. The hats worn by Chichibu pilgrims typically bear the following four phrases:


  • 迷故三界城 (meiko sangaijō) “All the world is a fortress in which I am lost.”
  • 悟故十方空(goko jippōkū)“In my pursuit of Buddhist teaching I am freed.”
  • 本来無東西 (honrai mutōzai) “In reality, there is neither east nor west.”
  • 何処有南北 (gashō nanboku) “Just as there is neither north nor south.”

The last two phrases refer to the idea that worldly concepts like “north” and “south” are only human ideas. Without the existence of a self, there can be no directionality.

In addition to these four phrases, it is also common to write a fifth phrase: dōgyō ni nin, (同行二人) which literally means “Two people going together.” This is a reference to the constant presence of Kannon, the Bodhisattva of Compassion, who is said to accompany pilgrims on the Chichibu route just as in all other paths of life. For other routes, the phrase may instead refer to Kūkai (774–835), the founder of Esoteric Buddhism.


Sleeveless Jacket (Oizuru)

Pilgrims traditionally dress entirely in white robes, a style referred to as byakue. White clothing is associated with purity, and the outfit is similar to the white funereal robes (shiroshōzoku) used to dress a deceased person. Wearing byakue is said to reflect each pilgrim’s recognition that they are risking life and limb by journeying for many days into unknown regions. If a pilgrim perished along the way, they were already prepared for burial.

Though most modern pilgrims do not wear full white robes, many wear a white, sleeveless jacket called an oizuru. It was once common for pilgrims to carry a portable wooden cabinet called an oi that contained sutras, incense, or a Buddhist image such as a statue. The name oizuru literally means, “garment that the oi rubs against.” Similar to the sedge hats, it is very common for pilgrims to write the phrase “Praise Kannon, Bodhisattva of Compassion” (namu kanzeon bosatsu) on their oizuru. Some pilgrims also choose to have the official stamp (goshuin) of each temple written on their oizuru rather than in a notebook.


Stole (Obi or Wagesa)

The stole worn by pilgrims developed as a simplified version of a “five-panel robe” (gojō), a traditional monk’s stole that is sewn together from many smaller pieces of cloth. The stole is the outermost garment of the “three robes” (san’e) that monks traditionally wear. The Sanskrit name for this garment (kāṣāya), which means “ochre,” refers to the traditional robes worn by monks in India, which were patched together from pieces of discarded cloth and dyed with ochre.


Bag (Osamefuda-ire)

In the past, pilgrims left a mark of their visit by posting slips of paper called senjafuda on the walls and rafters of each temple. Pasting these slips of paper was believed to bring good luck or aid in the fulfillment of a wish, but the practice was stopped after countless temples became plastered with them. Now, it is considered equally beneficial to deposit votive slips of paper (osamefuda), which pilgrims carry in this special bag. Many pilgrims also bring a second carryall bag, called a zudabukuro, or “monk’s bag,” after the bags carried by mendicant Buddhist monks (zuda).


Pilgrim’s Staff (Kongōzue)

The kongōzue is the only item that is considered absolutely essential for any pilgrim. Aside from its obvious utility as a walking stick, the traditional pilgrim’s staff has tremendous symbolic meaning as well. The name, which means “diamond staff,” is a reference to Esoteric Buddhism and its founder, Kūkai, who is said to accompany all pilgrims. In fact, the pilgrim’s staff is said to physically embody Kūkai himself. For this reason, it is customary to clean the base of the staff at the end of each day and set it in the decorative alcove (tokonoma) of the room at night.

The kongōzue has a secondary practical use as well. The cover at the top protects a carving of a stupa marked with Sanskrit letters that refer to the five Buddhist elements of earth, water, fire, wind, and void. In much the same way that pilgrims dress in funerary clothes for easy burial, the stupa carving allows the kongōzue to be used as a grave marker. As with the oizuru, it is possible to have the temple stamp written on the kongōzue.


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