海事

ノルシッピング2015 プレゼン資料掲載

印刷用ページ

 6月2日(火)から5日(金)にかけて、ノルウェー・オスロ近郊のリレストレムにおいて、海事展「ノルシッピング2015」が開催されました。「ノルシッピング」は、各国の造船・舶用工業事業者が出展する世界有数の海事展として、2年に1回開催され、本年で第25回を数え、50周年を迎えました。

 これに合わせて、ノルシッピング開催期間中に「日ノルウェー官民ラウンドテーブル」及び「日ノルウェー海事グリーンイノベーションセミナー」が開催され、日ノルウェー両国の造船・舶用・海運事業者、船級協会及び政府機関が参加しました。


1.日ノルウェー官民ラウンドテーブル

場 所:ノルウェー貿易産業漁業省(ノルウェー・オスロ)
日 時:平成27年6月3日(水)9:00~12:00
主 催:ノルウェー貿易産業漁業省、国土交通省
参加企業・団体:
(日本)   K Line Offshore AS、ナカシマプロペラ、日本舶用工業会、国土交通省
(ノルウェー)NAVTOR、SEVAN MARINE、ノルウェー船主協会、ノルウェー船級協会(DNV-GL)、イノベーション・ノルウェー、貿易産業漁業省

【概要】
 平成23年に締結された日諾官の開示技術・産業分野における協力覚書に基づき、日ノルウェー官民ラウンドテーブルが開催され、「グリーンシッピング」をテーマに、日諾海事当局、海運関係団体が議論を交わしました。

 我が国からは武藤国土交通審議官が、ノルウェーからはアイハン諾貿易産業漁業副大臣がそれぞれ冒頭挨拶を行いました。その後、官民の参加者が両国の海事関連政策や、両国企業によるグリーンシップ及び海洋開発に関する取組について紹介し、意見交換を実施しました。国土交通省からは、海洋開発分野における人材育成に関する取組、特に海外の大学や企業との連携の必要性を説明するとともに、海洋・海事分野における新たな公的ファイナンス制度の活用((株)海外交通・都市開発事業支援機構)について紹介しました。

2.日ノルウェー海事グリーンイノベーションセミナー

場 所:Thon Hotel Arena(ノルウェー・リレストレム)
日 時:平成27年6月4日(木)13:30~17:00
主 催:日本船舶輸出組合、日本舶用工業会 (支援:日本財団)
(共 催:ノルウェー貿易産業漁業省、イノベーション・ノルウェー、ノルウェー船級協会(DNV-GL)、国土交通省)
参加企業・団体:
(日本)   川崎重工業、ジャパンマリンユナイテッド、ダイハツディーゼル、ナカシマプロペラ、日立造船、三菱重工業、ムサシノ機器、ヤンマー、日本船舶輸出組合、日本造船工業会、日本舶用工業会、国土交通省、在ノルウェー日本大使館
(ノルウェー)Yara Marine Technologies、DNV-GL、ノルウェー船主協会、イノベーション・ノルウェー、貿易産業漁業省

【概要】
 民間ベースでの日諾間の交流を深めるため、日ノルウェー海事イノベーションセミナーが開催され、「海事グリーンイノベーション」をテーマに、日諾の海事関係企業で活発な議論を交わしました。

 今回のセミナーには、100人を超える出席者が集まり、MHI佃会長(日本船舶輸出組合理事長兼日本造船工業会会長)、ノルウェー船級協会(DNV-GL)マドセン社長をはじめ、10の参加企業・団体が、それぞれの独自技術・製品・サービスの紹介、日ノルウェー両国のビジネス分野での協力可能性についてプレゼンテーションを実施しました。

 さらに、両国政府の代表として、國方駐ノルウェー特命全権大使及びアイハン貿易産業漁業副大臣が冒頭挨拶を行い、環境にやさしい船舶やオフショア開発などの分野で先進的な技術を有する日ノルウェー両国が、官民双方の連携を通じて、新たなビジネスチャンスの拡大と、海事産業の持続可能な発展を同時に実現することの重要性を強調しました。
プレゼンテーションでは、今回のノルシッピングで「エネルギー効率賞(エナジー・エフィシェンシー・アワード)」を受賞した、空気潤滑システム等の省エネ技術を採用したバルカー“Harvest Frost”についても紹介されました。

お問い合わせ先

国土交通省 海事局 船舶産業課
電話 :03-5253-8111
直通 :03-5253-8634
ファックス :03-5253-1644

ページの先頭に戻る