開拓時代からの治水事業により形成された広い高水敷において、市街地周辺では都市公園やグラウンドなどとしてスポーツ、レクリエーションに幅広く利用されており、他では採草地などとして利用されています。利用の内容としては野球、サッカー、テニスなどの運動広場から、多目的広場、市民ゴルフ場など多岐にわたり、こうした河川公園を利用して、花火大会やマラソン大会などのイベントにも広く利用されています。北海道特有の積雪期には、冬祭りや歩くスキーなどにも利用され、四季を通じた利用が図られています。また、魚釣りやカヌーなどの水面利用も盛んに行われています。
特に近年、上流域に位置する旭川市では、石狩川と隣接する常磐公園を中心に、美術館、文学資料館(常磐館)、公会堂など既存の文化芸術的資源と河川空間を活用し、中心市街地に新たな観光拠点を創出する計画である「旭川市かわまちづくり」と連携して、観光客が中心市街地に目を向け、足を運びたくなる魅力的な空間づくりを目指した水辺整備を実施し、旭川夏祭りや冬祭り会場などに広く利用され、多くの人で賑わいを見せています。