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国土交通省 I 種技術系採用情報メールマガジン H21-22 第10号
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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
H21~22 メールマガジン 第10号  H22.4.6
国土交通省 I 種技術系採用本部 
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ただいまメルマガメンバー 880 人
メルマガメンバーの皆様、こんにちは!国土交通省 I 種技術系メールマガジンに登録して頂きありがとうございます。
 メルマガ第10号では 
(1)4月期官庁訪問について
(2)若手職員からのメッセージ【砂防・地理院系】
    ●『安全・安心、国土保全に寄与する『砂防』行政の推進のために』
               河川局砂防部砂防計画課企画係長  大山 誠
    ●『位置情報基盤の整備推進』
               国土地理院測地部測地基準課基準管理係長  檜山 洋平
について情報をお送りします。
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(1)4月期官庁訪問について

 国土交通省(I種技術系)では、国家公務員採用I種試験の既合格者(平成20、21年度合格者)を対象に、4月期の官庁訪問(採用面接)を、4月2日(金)~4月9日(金)にかけて実施しております。事前の予約は必要ございません。
 詳細はこちらのHPをご覧下さい。
  https://www.mlit.go.jp/saiyojoho/houmon01_g.html

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(2)若手職員からのメッセージ【砂防・地理院系】

若手職員からのメッセージシリーズの第6弾は砂防・地理院系です。
次号は若手職員の1日紹介を配信予定です。

●安全・安心、国土保全に寄与する『砂防』行政の推進のために
■河川局砂防部砂防計画課企画係長  大山 誠(砂防系 入省6年目)
【略歴】
平成17年 4月 東北地方整備局 新庄河川事務所 工務第一課
平成18年 4月 東北地方整備局 酒田河川国道事務所 道路管理課
平成19年 4月 山梨県 土木部 砂防課
平成20年 4月 山梨県 県土整備部 峡南建設事務所 河川砂防管理課
平成21年 4月 河川局砂防部 砂防計画課 企画係長(現職)

 日本は四季の豊かな自然に恵まれている一方で、急峻な地形や気象条件等から、非常に土砂災害が発生しやすい環境下にあります。 H21年7月には、山口県で発生した土石流により特別養護老人ホームが被災し、7名もの方が亡くなりました。私が所属する河川局砂防部では、土砂災害による犠牲者を少しでも減らすため、多方面からの対策を進めております。

 対策の一つとして、砂防設備等の整備を実施するハード対策があります。整備を通じ土砂災害から人命・財産を守り、安全な生活基盤を創出するのは勿論のこと、地元の歴史・文化や自然環境・生態系に配慮した工法を積極的に採用することで、緑の回復や地域活性化に資するよう努めています。

 一方、土砂災害の発生する可能性がある箇所は非常に多数に上るため、予算的・時間的制約から、全ての箇所にハード対策を行うのは困難な一面もあります。そのため、土砂災害防止法に基づき区域指定を行うことにより土砂災害の危険性を住民の方に周知したり、全国統一の土砂災害防災訓練により迅速な避難や防災意識の醸成を図るといったソフト対策を併せて推進しております。

 また、近年発生した土砂災害や社会構造の変化を踏まえて新規施策を打ち出すことも砂防行政の重要な役割の一つです。 H20年に発生した岩手・宮城内陸地震では、多数の河道閉塞(天然ダム)が発生し、決壊時に下流域に甚大な被害が想定されるため、短期集中的に直轄事業で対策を実施する新規制度を創設しました。

 他にも、世界中で発生している土砂災害の被害の軽減に寄与するため、世界でもトップレベルの日本の砂防技術を活かすべく、世界各国との技術交流や国際会議に積極的に参加しております。

 砂防は、安全・安心の国土作りのために、土砂災害が頻発する日本には不可欠な存在です。砂防行政を通じて国土保全に貢献したい、そんな志をもった皆さんの挑戦をお待ちしています。

〈関連情報〉
○河川局砂防部HP:
 https://www.mlit.go.jp/river/sabo/index.html


●位置情報基盤の整備推進
■国土地理院測地部測地基準課基準管理係長  檜山 洋平(地理院系 入省8年目)
【略歴】
平成15年4月 国土地理院 測地部 地第一課
平成17年4月 内閣府 政策統括官(防災担当)付 参事官(地震・火山対策担当)付
平成19年4月 国土地理院 測地部 物理測地課
平成20年4月 国土地理院 測地部 測地基準課 基準管理係長(現職)

 皆さんは「三角点」という言葉を聞いたことがありますか?登山が好きな人は知っていると思いますが、山頂などにある位置の基準を表す点のことで、平野部も含めて全国に約10万点が設置されています。三角点は測量法に基づいて設置され、国や地方自治体による社会資本整備のための大規模工事、都市計画、地籍調査に伴う公共測量作業の基準として使用されています。

 さて、私の所属する測地部では、測量作業や維持管理の効率化を目的として、三角点等に位置情報(緯度・経度等)を記録したICタグを取り付けた「インテリジェント基準点」を推進しています。平成21年度に全国約2万点の三角点にICタグを設置しました。ただICタグを取り付けただけでは測量の分野だけでしか利用できませんが、このICタグに緯度・経度に基づくコード(場所情報コード)を与え、インターネット等で情報を提供し、誰もが共通で利用することで、国土地理院に限らず国の関係機関や地方自治体、測量業者以外にも位置情報の利用の幅が広がることが期待されます。 GPS機能を搭載した携帯電話、カーナビゲーション等位置情報サービスの提供が拡大している現在、測位のための基準点として民間事業者を含めた利活用を図ることができれば、基準点等位置情報基盤の価値を一層高めることにつながります。特に、GPS測位のできない地下街で、パーソナルナビゲーションや災害時等に救助活動が必要な箇所の位置特定が可能となることなどを目指しています。このような取り組みを推進するため、国土交通省の関係部局や関係省庁と連携し、実証実験等を通じて幅広く利用してもらえるよう調整を行っています。

 「場所情報コードの共通化」は、測量の枠を拡張した新しい取り組みです。このため、どのような利活用のあり方があるのか国土地理院の中でも議論がなされ、検討しており、産学の関係者からもご意見を伺うなどして取り組みがうまくいくように進めていきたいと考えています。例えば、GPSの届かない駅構内やショッピングモールなどで、案内図のところに場所情報コードが割り振られ、そこから自分が行きたいお店までナビゲーションを行うような位置情報サービスが創出されるようになればと思うと、やりがいも大きいです。

 このメールマガジンに登録している人にとっては、国土地理院はちょっとなじみが薄いかもしれませんが、地理空間情報の活用推進に関する各種施策を実施しています。興味のある方は、ぜひ国土地理院HPにアクセスしてみてください。

〈関連情報〉
○国土地理院HP:
 http://www.gsi.go.jp/

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☆編集後記☆☆
 4月期の官庁訪問が始まりました。国土交通省の業務に興味のある方は是非足を運んでください。皆様の訪問をお待ちしております。
 次回は若手職員の1日紹介を掲載予定です。お楽しみに!!
☆☆ メルマガ担当 鈴木 ☆☆