公共交通政策

北陸信越

【新潟県】

村上市 調査  当該地域は、県の総面積の9.3%を占める広大な面積を有しており、高齢化の進行や谷に分かれた山間の集落、冬季の気象条件等公共交通が抱える諸課題が多く、これらを解決し持続可能な交通体系を構築するため、公共交通の利用実態調査、利用者ヒアリング調査等を実施する。
三条市 計画
(3年目)
 地域間連携の強化、広域との交流促進、公共交通の魅力向上・利便性向上などを目標に、デマンドバス、通学専用バス、地域主導のコミュニティバスなどの実証運行等を行なってきたが、更に利用者ニーズへの対応を図るべく各運行の見直しを行なった上で実証運行を継続し、23年度の本格導入を目指す。
見附市 計画
(3年目)
 誰もが自由に安心して移動できる交通網の実現を目指し、コミュニティバスの実証運行、デマンド型交通の実証運行及び交通結節点周辺にパークアンドサイクル拠点を整備することで、公共交通の利便性を高め、市街地等の移動手段として自動車からの転換を図る。
胎内市 計画
(3年目)
 交通空白地域の解消、主要施設へのアクセス向上による住民の生活の質的向上を目的に、市内全域でのデマンドバスの実証運行、公共交通サービスに関する情報提供を行い、高齢者等移動制約者の移動性の向上と中心市街地の活性化を図るとともに、路線バス事業者が廃止する路線の代替手段として、市内循環型バスを有効活用する。
柏崎市 計画
(2年目)
 鉄道及び幹線バスの改善・利用促進、公共交通空白地区の縮減等を目的に、第2市街地循環バスの運行、高柳町地域・鵜川地区・西山町地域の公共交通再編等を行い、効果的・効率的な運行を確保する。
新発田市 計画
(2年目)
 住民、公共交通事業者、行政の3者が連携・協働して地域の創意工夫による生活の足の見直しや利用環境の整備などを行い、通勤通学、通院、買物の生活交通の役割をはじめ、中心市街地活性化、観光振興、地球環境保全などの様々な目的にも対応した公共交通ネットワークの構築を図る。
上越市 計画
(2年目)
 非効率なバス路線の再編、鉄道と路線バスとの乗り継ぎ改善、中山間地域における公共交通空白地域の解消を目的に、バス路線の再編(幹線バス・支線バスの設定)、デマンドバス及び少量輸送の導入、利用需要に見合った運行ダイヤへの見直しを行い、効率的・効果的な運行を確保する。
佐渡市 計画
(2年目)
 近年、社会情勢の変化によりバス利用者の減少によるバス事業者の経営環境の悪化から、財政負担も年々増加の一途をたどっている現状と課題を踏まえ、市内を結ぶ公共交通ネットワークの整備、持続可能な公共交通を実現する戦略的な運行を実施し、公共交通の利便性の向上及び地域の活性化を図る。
佐渡市・新潟市 計画
(2年目)
 佐渡観光に資する『船旅』の魅力アップや多様なニーズに対応した航路サービスの充実を目的にし、新たな観光メニューの創造と発信による訴求力の強化、『船旅』の満足感と感動を高めるホスピタリティ向上、運賃の多様化・手続きのスマート化などを進める。
津南町 計画
(2年目)
 既存路線バスについては、利用需要に見合った運行本数の最適化や運行ダイヤの見直し、スクールバスや福祉バスについては運行形態の見直し、利用需要が少ない地域やバス対応が困難な地域への対応としては乗合タクシーを新たに導入するなどし、町の将来像の公共交通体系の構築を図る。
粟島浦村・村上市 計画
(2年目)
 公共交通の空白地域の解消や村上市内及び島内交流の活性化等を目的とし、村上市内では乗合タクシーを、島内ではコミュニティバスを導入し又、定期船と公共交通同士のダイヤの連携により乗り継ぎ利便の向上を図るなどし、地域のニーズに合わせた工夫を図ることで、魅力的な輸送サービスを提供する。
五泉市 計画
(1年目)
 地域活力を支える公共交通の整備、通勤・通学の利便と安心の確保、市民と行政の協働による公共交通体系の整備等を目標に、基幹バス、デマンド乗合タクシーの実証運行を実施するとともに、交通マップの作成等による公共交通の利用促進を図り、誰もがどこでも気軽に移動できる公共交通の整備を進める。
魚沼市 計画
(1年目)
 高齢者や学生を重点対象とした移動利便性の高い公共交通体系の構築、公共交通空白地域や料金格差による住民サービスの不均衡の解消等を目標に、デマンドバス、デマンドタクシー、市内巡回バスの実証運行を実施するとともに、時刻表やバスマップ等の作成による公共交通の利用促進を図る。
阿賀野市・五泉市
阿賀町
計画
(1年目)
 高齢者や学生など誰もが利用しやすい公共交通の構築、市街地整備などに合わせた公共交通によるまちの活性化、市内外交流促進に結びつく交通体系の整備等を目標に、路線バス、市営バスの運行改善に向けた実証運行を実施するとともに、時刻表の作成等による公共交通の利用促進を図る。


【長野県】

信濃町 調査  当該地域は、新潟県との県境にあり、冬期間は積雪が1m以上に達する山間地であり、少子高齢化の進展や学校の統廃合により公共交通の確保が福祉・教育の観点からも重要となることから、公共交通の利便性の向上及び維持存続・活性化を図るため、現況交通実態調査、利用者ニーズ把握調査を実施する。
岡谷市 調査  当該地域では、民間の路線バスの撤退により、福祉タクシー、コミュニティバス、循環バスの運行を行っているが、マイカー利用増加によるコミュニティバス利用者の減少や高齢化の進行に伴う福祉タクシー利用が飽和状態で見直し等が喫緊の課題となっていることから、地域にあった公共交通体系を構築するため、現況交通実態調査、利用者ニーズ把握調査を実施する。
上田市 計画
(3年目)
 上田市内にある上田電鉄別所線等鉄道と連携するとともに、誰もが公平に利用できる利用者主体の公共交通体系の確立を目指し、循環バスの運行、教育施設集積地域へのシャトルバスの運行、乗継情報提供、鉄道車両ラッピング等を実施する。また、タクシー事業においても、活性化及び観光を目的に、乗務員の接客レベル向上と上田市の観光PR等を図る。
伊那市 計画
(3年目)
 合併後における地域間交流の促進、行政コストの抑制を目的に、市内交通ネットワークの再編を行うとともに、伊那西部地区で実施しているデマンドタクシーの新たな地域への展開と利用促進を図りつつ、市の財政規模に見合った公共交通の構築を目指す。
小諸市 計画
(3年目)
 交通空白地域及び時間的空白地の解消と小諸駅を中心とした市内各施設へアクセスさせるためのコミュニティバスの実証運行を実施し、住民・事業者が一体となって将来に渡り、持続可能で利用しやすい公共交通体系の構築を目指す。
安曇野市 計画
(3年目)
 合併により誕生した安曇野市全域をカバーする新たな公共交通システムとして、乗合タクシー「あづみん」の実証運行を行い、地域住民の生活を支える交通手段として定着を図る。また、観光客対応や市外への移動方法等についても検討する。
千曲市 計画
(3年目)
 鉄道、バス等公共交通の活性化、公共交通利用促進のため駅前広場バス停及び病院等バス停の待合い環境の整備、タクシー運転者の観光案内、ホスピタリティ等の能力向上のための講習会の開催、並びに公共交通利用促進PR等により、効率的で観光客も利用しやすい交通体系の構築を目指す。
飯田市 計画
(3年目)
 交通弱者への移動手段の提供、公共交通不便地・交通空白地域の解消を目的に、市街地循環バス及び乗合タクシーの実証運行、民間路線バス、市バス、乗合タクシーを網羅した時刻表を作成・配布することで、シームレスで魅力的な運送サービスの提供を目指す。
南木曽町 計画
(3年目)
 民間バス路線撤退後の移動手段の確保、交通空白地域の解消、町中心部及び公共交通施設へのアクセス向上を目的に、コミュニティバスの実証運行を実施し、行政コストを抑えつつ、持続可能な生活交通の確保を目指す。
上松町 計画
(3年目)
 交通空白地域の解消と病院、学校等へのアクセス向上を目的に、コミュニティバスの実証運行、観光案内・バス停の整備を実施、コミュニティバス活用マップを作成し、移動困難者の外出機会の創出と、町全体の活性化を図る。
木曽町・王滝村 計画
(3年目)
 現行の木曽町交通システムを永続的に維持できるように、利用者ニーズへの対応や鉄道ダイヤの改正に伴い、バス運行内容の定期的な見直し、バス停の改良を実施することにより、利用促進を図る。
須坂市 計画
(2年目)
 交通空白地域の解消と「選ばれる」「使える」公共交通への転換を目的に、路線バスの再編、デマンド型交通の実証運行、ゾーン制運賃の導入、バス停表示等の見直しを行い、公共交通の利用促進を図る。
中野市 計画
(2年目)
 便数の減少等による公共交通利用不便地域の改善と交通弱者の利便性の改善を目的に、定時定路線とデマンド方式を併用した新たな運行システムの導入に基づく実証運行、コミュニティバスの実証運行、情報提供を行い、公共交通不便地域の解消と交通弱者にも利用しやすいサービスレベルの設定を目指す。
生坂村 計画
(2年目)
 交通空白地の解消、高齢者の外出機会を増やすことを目的に、路線バス、デマンドバスの実証運行、低床車両の導入、公共交通に関するPR及び情報提供等を実施し、利便性の向上とともに運行コストの縮減を図る。
青木村 計画
(2年目)
 交通空白地の解消、公共交通の利便性向上、利用者数の増加を目的に、村内全域においてデマンドバスの実証運行、通学者に対する支援事業を実施し、持続可能な公共交通の構築を目指す。
阿智村 計画
(2年目)
 通学の際の家族による送迎車両の削減、既存コミュニティバスの利用者数の現状維持、利用者満足度の向上を目的に、朝夕の時間帯における路線バスの増便、バス停の新設、バス車両のラッピング等を実施し、家族の負担を軽減し利用者の満足度が上昇する公共交通サービスの実現を目指す。また、編入合併した旧清内路村巡回バス等の見直し、実証運行を行なう。
下伊那南部地域(阿南町、下條村、売木村、天龍村、泰阜村) 計画
(2年目)
 当該地域では、廃止代替バスや福祉バス等により交通手段の確保に努めてきたが、利用者の減少や民間バス事業者の路線バスが一部撤退するなど厳しい状況にあることから、他の路線バスの実証運行、公共交通サービスに関する情報提供事業を実施し、利便性が高く、効率的な交通体系の構築を目指す。
南信州地域(飯田市、松川町、阿南町、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、阿智村、高森町、平谷村、根羽村、喬木村、豊丘村、大鹿村) 計画
(2年目)
 南信州地域全域をカバーする交通事業者が数年後の路線バス撤退を表明するなど、関係者が連携して新たな地域公共交通のあり方を確立することが不可欠な状況となっていることから、日常生活圏が一体化している15市町村共同の「南信州公共交通システム」を確立して、公共交通網の維持・整備を図る。
朝日村・松本市
塩尻市・山形村
計画
(2年目)
 松本・塩尻市街地への円滑なアクセス確保、村内全エリアへの交通サービスの提供を目的にJR広丘駅への連絡バス実証運行、村内デマンドタクシーの実証運行等を実施し、持続可能な公共交通体系の構築を目指す。
松川町 計画
(2年目)
 交通空白地域の解消、JR飯田線利用の学生、通勤者の満足度を向上させるため、コミュニティバスの実証運行、利用環境改善のためのバス停看板の整備、JR飯田線への接続強化を図るとともに、利用者モニタリング・車両ラッピングなど利用促進に努め、交通弱者が利用しやすい公共交通体系の構築を目指す。
松本市(西部地域) 計画
(2年目)
 当該地域及び周辺部への移動手段の確保や民間バス路線廃止後の移動手段を確保するため、コミュニティバスの実証運行、公共交通に対する啓発、利用促進をすすめ、地域の生活確保に必要な公共交通体系の構築を目指す。
白馬村 計画
(2年目)
 乗合タクシーによる交通体系の整理、デマンド型乗合タクシーの運行にあたっては多くの住民や事業者が参加できる協議の場を設けるなどし、運行体制の改善に努める。また、長期滞在型の観光客が安心して利用できる村内循環バスを整備し、村の基本理念である「快適で安らぎのある生活環境を築く」ことを目指す。
立科町 計画
(2年目)
 新交通バスによる通学の拡大(0→10人)、バス利用者の拡大(83→100人)、バス利用者の満足度向上(事後評価の満足度70%)を目標に、町民へ平等なバスサービス、学校部活動にも対応したダイヤ編成、高齢者の通院、買物に対応したダイヤ編成、基幹バス路線との乗継ぎ強化により利便性の向上を目指す。
豊丘村 計画
(2年目)
 病院通院者、商店街利用者及び通学者に対応した移動手段の確保、村が主体となって生活交通の利便性を追求、運行方法や、運行時間などについて継続的に調査研究・検証を行い、利用しやすい環境づくりを進め、住民生活の質的向上や、公共交通の空白地帯の解消を目指す。
長野市 計画
(1年目)
 都市計画マスタープランの整備方針として位置付けている都市拠点等を相互に結ぶ軸を公共交通網として整備し、自動車に依存せず、公共交通で移動できる交通体系の確立を目指す。生活を支え、使いやすく、分かりやすい、利用してみようかなと思えるバスの構築を目標に整備を進めていく。
長野市・上田市
小諸市・佐久市
千曲市・東御市
軽井沢町・御代田町
坂城町
計画
(1年目)
 地域全体の公共交通の維持・安定、さらには効果的かつ効率的で持続可能な公共交通システムを実現するため、沿線地域が一体となって、地域の公共交通機関の中の基幹的な位置にあるしなのてつどうの経営の安定を図る。
長野市・須坂市
千曲市
計画
(1年目)
 長野電鉄屋代線は長野市・須坂市・千曲市を結ぶ都市交通軸を形成し、沿線の通勤・通学や交通弱者の交通手段として重要な役割を担っており、必ずしも経済効率性だけで屋代線を評価するのは適切でないことから、市民のみならず来訪者にも利用しやすい鉄道として再生するための活性化策、効率的な鉄道経営に係る施策、地域が一体となって鉄道を支える仕組みや施策の検討により、貴重な社会資本である屋代線を持続可能な鉄道として、次世代に継承できるような方策を検討する。
茅野市・原村 計画
(1年目)
 福祉バス「ビーナちゃん」は、利用者のほとんどが70歳以上の高齢者であり、通院・買物・温泉施設へ行くため毎日利用している。目標としては、支援すべき対象に焦点をあて、高齢者層が使いやすい公共交通サービスの提供をする。また、現状の利用形態を踏まえたバス路線の再編による運行効率の改善を図る。
松本市(四賀地域) 計画
(1年目)
 四賀地域は過疎地域であり、少子高齢化等も進んでいるため、多くの利用者増は望めないが、将来的に公共交通の必要性・重要性は高まるものと思われる。このため、特定目的に特化せず、幹線と支線のアクセスを向上させ、高速バスを最大限活用する公共交通を整備・維持していく。
川上村 計画
(1年目)
 現在、村営バス路線では、公共交通空白地域となっている地区と村中心部を巡るコミュニティバスを新たに運行し、JR小海線との接続を増便により、全体的なサービスアップを図る。また、利用実態にあった車両を導入し、減少傾向にある村営バスの利用者数の現状維持を目標とする。
大桑村 計画
(1年目)
 病院や高校、大規模商業施設がない村にとっては、近隣市町村の拠点的地域へのアクセスが重要である。このため、現在運行している「くわちゃんバス」の再編を図り、空白地域にデマンド乗合タクシーを導入し、運行の効率化と利便性の向上を図るとともに、幅広い使用促進事業を展開する。
駒ヶ根市 計画
(1年目)
 平成15年から運行している「こまちゃんバス」は利用者が減少傾向にあるが、高齢者をはじめとする交通弱者にとっては、必要不可欠なインフラであり、その維持が求められている。地域住民が買物や通院など気軽に利用できるよう、要望・課題を再編しながら、将来にわたり持続可能な公共交通体系を構築する。


【富山県】

黒部市 調査  当該地域では、鉄道及びバス利用における利用者数が減少しており、平成26年の北陸新幹線の開業及び並行在来線経営分離を控え、公共交通交通空白地域への対応、新幹線と既存鉄道網との結節、利用しやすい駅舎整備等の課題解決が必要となっている。このことから、鉄道網を軸とした持続可能な公共交通体系の構築のため、新幹線と鉄道の結節機能を確保するための需要予測、公共交通のニーズ把握調査を実施する。
魚津市 調査  当該地域では、民間バス路線の廃止・休止を受け市民バスを運行してきたが、交通空白地域や地鉄バスとのサービス(料金・運行)格差、地域負担のあり方やNPO運行の後継者問題の解決、安全管理体制の確立等の諸課題の解決を図るため、乗継拠点の問題点およびニーズ把握調査等を実施する。
滑川市 計画
(3年目)
 市内の公共バスをより一層市民が利用しやすいバス路線とするため、総合的かつ効率的に、既存の公共バスルートを統廃合した市内全域を網羅する7ルートにおいて、コミュニティバスの実証運行を行う。
小矢部市 計画
(3年目)
 交通空白地域の解消と新たなバス路線の設定を行うことにより「住んでよかった、人とに優しいコミュニティバス」の実現を目標に、コミュニティバス及び乗合タクシーの実証運行を実施し、公共交通の活性化を図る。
富山市 計画
(2年目)
 人口の減少と超高齢化に備え、「鉄軌道をはじめとする公共交通を活性化させ、居住、商業、文化等の都市機能を集積させることによる公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」を目標に、市内電車環状化の整備効果の調査、コミュニティバスの実証運行、イベント電車運行事業、市民意識啓発事業を実施する。
富山市・高岡市
射水市・魚津市
滑川市・黒部市
舟橋村・上市町
立山町
計画
(1年目)
 富山地方鉄道及び富山地鉄中央バスが運行する路線バスへICカードを導入することにより、乗降時間の短縮や速達性の向上、安定性の確保を図り、利用者利便の向上を目指す。
高岡市・射水市 計画
(1年目)
 万葉線における、安全・安心と快適性の向上に資する設備改修・改善と、沿線住民への啓発や体験ツアー等の各種ソフト事業の継続的な実施に加え、今計画において新たに、パークアンドライド用自転車駐車場の整備と夜間帯の増便を行うことで、利用者のさらなる利便性の向上を図り、もって公共交通の利用促進と万葉線の活性化を図ることを目的とする。


【石川県】

白山市 調査  当該地域では、市町村合併後、鉄道や路線バスの補完機能としてコミュニティバスを運行し、予約運行方式の導入や経費削減等に努めてきたが、少子高齢化、山ろく部での人口減少に伴い利用者数が減少し維持が厳しい状況にあることから、より効率的で利便性の高い地域公共交通を構築するため、現況交通実態調査及び既存計画の整理、利用者・市民ニーズ把握調査等を実施する。
金沢市 計画
(3年目)
 過度なマイカー利用から脱却し、自動車に依存したまちから、歩行者と公共交通を優先するまち「金沢」の実現を目標として、放射環状型バス路線網の構築、バスを中心とする交通体系の検討を通じて、交通空白・不便地域を解消するため、ふらっとバス「長町」ルート導入実証実験並びにパークアンドバスライドシステムを試行的に導入する。
加賀市 計画
(3年目)
 民間路線バスの廃止や都市構造の変化による交通不便地域の存在を踏まえ、全市的な交通サービス確保・維持を図るため、乗合タクシー、有償運送の実証運行、自動車学校、病院の送迎バスを活用した実証運行を実施する。
内灘町 計画
(3年目)
 公共施設や駅、病院、商業施設等へのアクセス向上・生活利便性向上を目標に、鉄道・民間路線バスなど既存の公共交通とコミュニティバスとの連携を図り、公共交通全体の利便性を高めることにより、移動しやすい公共交通環境を目指す。
珠洲市 計画
(2年目)
 「のと鉄道」の廃線や道路整備にともなう公共交通基盤の改廃、少子・高齢化の進行により公共交通の利用者は減少しているが、地域交通サービスへの要望は強いことから、既存バス路線の見直し、スクールバスの効率化、デマンド乗合タクシーの実証運行を行うとともに、バス利用啓発事業も展開し、持続可能な公共交通の確保を目指す。
穴水町 計画
(2年目)
 当該地域の住民の快適な移動と適切な交通手段の提供を目的として、重複運行等改善のための、バス路線再編の検討、運行方法の見直し、実証運行を行い、効率的なバス交通網の維持、持続可能な地域公共交通サービスの確保を目指す。
能登町 計画
(2年目)
 当該地域の鉄道廃止後、公共交通利用者の足の確保はバスによるものとなったが、昼間の乗車率低迷、バス事業者の赤字への財政負担の増加、路線バスとスクールバスとの重複運行、交通空白地域などの課題があることから、モデル路線の実証運行を行い、利便性の高い地域公共交通網の整備を目指す。
小松市 計画
(1年目)
 市街地におけるバス路線を維持し、郊外・山間部などにおける市民の移動手段を確保するため、路線バス・コミュニティバスの路線再編による実証運行、バス路線全線フリー乗車券の普及、公共交通利用促進キャンペーン等を実施し、移動ニーズに対応し便利で快適に利用できる公共交通体系の構築を図る。
七尾市 計画
(1年目)
 公共交通空白地域を解消し、公共交通の利便性の向上を図るため、デマンドタクシーの実証運行、コミュニティバスの鉄道駅との連携・路線再編による実証運行、総合時刻表による情報提供、公共交通利用促進キャンペーン等を実施し、住民が公平かつ効率的に利用できる公共交通体系の構築を図る。
野々市町 計画
(1年目)
 都市構造の変化に伴う人流へ対応し、移動しやすく、生活しやすい公共交通環境の実現を目指すため、町を縦貫するシャトルバスの実験運行、既存のコミュニティバスの路線再編による実証運行、各公共交通機関の乗継利便性向上に係る調査等を実施し、住民が支える身近で持続可能な公共交通網の構築を図る。



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