自動車アセスメント・チャイルドシートアセスメント

衝突安全性能試験の結果の見方

衝突安全性能総合評価(〜平成22年)

星グラフの表示

運転席はフルラップ衝突試験、オフセット衝突試験及び側面衝突試験の3種類の試験結果の合計点数、助手席はフルラップ衝突試験及び側面衝突試験(運転席又は助手席の試験結果を用いる)の2種類の試験結果の合計点数をそれぞれ棒グラフで表しています。

さらに、各自動車の評価の差が明確になるように、現在の技術において大多数の自動車が取りうると考えられる基礎点(運転席36点満点中16点、助手席24点満点中12点)を設定し、基礎点以下を星1個、基礎点から満点までの間を5等分して星2から6個で表し、6段階の区分を表示しています。

衝突安全性能総合評価の見方

試験ごとの評価

評価グラフの表示

各試験の点数を運転席・助手席・後席の区分ごとにそれぞれ棒グラフで表しています。さらに、各自動車の評価の差が明確になるように、現在の水準を勘案し、12点満点中6点までをレベル1、それ以上から満点までの間を4等分してレベル2(6点を超え7.5点以下)、レベル3(7.5点を超え9点以下)、レベル4(9点を超え10.5 点以下)レベル5(10.5 点を超え12点まで)で表示しています。

試験ごとの評価方法の見方

後面衝突頚部保護性能評価

後面衝突頚部保護性能試験

運転席・助手席の区分ごとに5段階でレベル評価し、各自動車の評価の差が明確になるように、現在市販されている自動車の後面衝突頚部保護性能の水準を勘案し、12点満点中6点未満をレベル1、それ以上から満点までを4等分して、レベル2(6.00点以上7.50点未満)、レベル3(7.50点以上9.00点未満)、レベル4(9.00点以上10.50点未満)、レベル5(10.50点以上)で表示しています。

「後面衝突頚部保護性能評価」傷害リスクについて

WAD2+リスクと合計点との関係

5段階レベル表示は、頚部に後遺障害レベルの厳しい傷害を受ける確率(WAD2+リスク)を推定したものです。

この確率は、現在市販されている自動車の後面衝突頚部保護性能の水準を勘案し、6点未満では約82.7%以上、6.00点以上7.50点未満では約70.8%〜82.7%程度、7.50点以上9.00点未満では約55.9%〜70.8%程度、9.00点以上10.50点未満では約38.0%〜55.9%程度、10.50点以上12.0点までは約15%〜38.0%程度となっています。

ただし、この傷害確率は、速度変化時速20.0km(同一質量の自動車が停車中の自動車に時速約36.4kmで衝突した際の衝撃を再現)、かつ、乗員が座席に標準の状態で着座している際の傷害値を基に算出しており、実際の後面衝突事故において、衝突速度が相違する場合、質量の相違する自動車が後突した場合や乗員の乗車姿勢・体格、座席の調整位置の相違により異なることがありますので、ご注意下さい。

※WADとはWhiplash Associated Disordersの略をいう。

「サイドカーテンエアバッグの評価」の方法と評価結果の見方

平成20年度より、側面衝突試験において、サイドカーテンエアバッグ付車両について評価試験を開始しました。

星グラフの表示

衝突安全性能総合評価の数字の右肩に表示している「+」は、試験車にサイドカーテンエアバッグが装着されており、かつ、側面衝突試験においてサイドカーテンエアバッグの展開範囲及び展開状況について評価を行った結果、試験法に定める基準に適合していることを表しています。

サイドカーテンエアバッグ試験実施車の表示

このマークは、側面衝突試験においてサイドカーテンエアバッグの評価を行ったことを示します。

ドアの開扉性、救出性、衝突後の燃料漏れアイコンの説明

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