持続可能な観光地づくりに向けた研修
最終更新日:2024年3月22日
観光庁では、地域が持続可能な地域マネジメントを行うツールとして、地方公共団体やDMO等向けの観光指標「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」を作成しました。本ガイドラインは、地域のマネジメント、社会経済、文化、環境の4分野、計47の大項目と113の小項目から構成され、これらの指標をもとに、地方公共団体やDMO等においては多面的かつ客観的なデータ計測をもって地域経営を行うことが求められます。
これら指標が多岐にわたることから、観光庁では、本ガイドラインの理解を促進するため、『JSTS-D指標理解研修』(動画)を作成しました。特に地方公共団体やDMO等においては、本ガイドラインの指標をより理解し、地域の観光地経営に正しく活用いただくため、ぜひ本研修をご活用ください。
※本ガイドラインおよび研修は地域向けに作成したものですが、観光に携わる事業者や学生の方等におかれても、幅広く参考になるものです。
『日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)指標理解研修』(動画)
以下のプレイリストよりご覧いただけます。
JSTS-Dで定めている47の指標(大項目)のうち、特に理解を深めていただきたいものに絞って解説しています。
研修の構成【全33動画】
【パート1】持続可能な観光について(全3動画、約67分)
[1] 持続可能な観光の推進
[2] 持続可能な観光推進に取り組む意義
[3] 持続可能な観光のトレンドとアプローチ
【パート2ー[1]】JSTS-Dの策定背景と活用方法(全1動画、約14分)
【パート2ー[2](ア)】指標理解(全22動画、各約10分)
A2_ディスティネーション・マネジメント(観光地域経営)の責任
A6_住民参加と意見聴取
A7_住民意見の調査
A12_計画に関する規制と開発管理
A14_気候変動への適応
A15_危機管理
B1_観光による経済効果の測定
B3_地域事業者の支援と公正な取引
B4_コミュニティへの支援
B8_多様な受入環境整備
C1_文化遺産の保護
C3_無形文化遺産の保護
C4_地域住民のアクセス権
C5_知的財産
C6_文化遺産における旅行者の管理
C7_文化遺産における旅行者のふるまい
D2_自然遺産における旅行者の管理
D4_生態系の維持
D7_省エネルギー
D11_廃棄物
【パート2-[2](イ)】地域の取組事例の紹介(全5動画、各約20分)
・岩手県釜石市の取組の紹介 <「A.持続可能なマネジメント」に関する取組>
・岐阜県下呂市の取組の紹介 <「B.社会経済のサステナビリティ」に関する取組>
・山形県鶴岡市羽黒町手向地区の取組の紹介(前編) <「C.文化的サステナビリティ」に関する取組>
・山形県鶴岡市羽黒町手向地区の取組の紹介(後編) <「C.文化的サステナビリティ」に関する取組>
・鹿児島県熊毛郡屋久島町の取組の紹介 <「D.環境のサステナビリティ」に関する取組>
【パート2ー[3]】JSTS-Dに基づく地域の分析(アセスメント)のポイント(全2動画、約70分)
・アセスメントツール「STARs」の利用
・アセスメントの概要
SDGsを活用した観光地域づくり(全1動画、約24分)
持続可能な観光に対する理解を深めるにあたって、SDGs(持続可能な開発目標)への理解を深めることも欠かすことができません。
ここでは、SDGsゴールと観光の関連、SDGsを活用した観光地域づくりの事例等について説明しています。