羽田空港のこれから

日本の経済・社会にとって必要不可欠な羽田空港。これからも日本の成長を支えるため、さらに世界を開くことが必要です。

騒音の影響について

聞こえる音の大きさや対策の考え方をお伝えします。

飛行する高さと航空機の音

一般に高度が高いほど音は小さく、高度が低いほど音は大きくなります。着陸時の高さは、全ての機種で同じです(一定の角度で降りてきます)。離陸時の高さは、機種や、燃料・貨物の搭載状況等により異なります。

飛行する高さと航空機の音

※1 着陸は、安全性の高い計器着陸装置(ILS)を利用した進入を念頭においており、国際基準に基づき一定の角度(3度)で降下することを想定したものです。

※2 デシベル[dB]とは、音の大きさを示す単位。人間の聴覚特性を踏まえた騒音レベル(L_A[dB])の瞬間最大値(想定)を示したものです。

※3 運航方法の工夫や合理的な運航制限の一環として、南風時の新経路については、夜間等の運航を避け、国際線の離着陸が集中する午後の4時間に限って使用することを想定しています。

※4 上記の騒音値は、国土交通省が、過去の航空機騒音調査によって取得したデータベースから、直線飛行を想定した飛行経路下における地上観測地点での最大値を推計した値。羽田空港の2014年夏ダイヤにおいて、大型、中型、小型の各グループで構成比率上位2機種(777-200,777-300,767-300,787-8,737-800,A320)を例として選定したもの。実際の航空機運航時には重量の違いや風などの気象条件により若干異なる場合があります。

機種ごとの音のデータ

経路付近の航空機の最大騒音レベルは、高度及び機材によります。一般に同程度の飛行高度では離陸時よりも着陸時の方が音が小さいです。

機種ごとの音のデータ

【備考】

1. 左表の騒音値は、過去の航空機騒音調査によって取得したデータベースから、飛行経路下における地上観測点での最大騒音値※を推計した値。
※航空機一機が観測地点の真上を通過する際に騒音値がピークを迎えるという前提にたって、計算上求められる騒音のピーク値。

2. 実際の騒音値は、離陸重量等の運航条件や風向等の気象条件によって変動する。

3. 左表に記載している機種は、羽田空港の2014年夏ダイヤにおいて、大型、中型、小型の各グループで構成比率上位2機種を例として選定。

※国土交通省推計値

いろいろな場所での聞こえ方

飛行機の音は、飛行経路から離れると聞こえにくくなります。
また、屋内では、建物の遮音効果により、飛行機の音は大幅に小さくなります。

場所による聞こえ方

※音の伝わり方については、周辺の建築物、地形、天候(気温、湿度、雲の有無等)などの影響を受けます。

場所による聞こえ方

※目安であり、実際の遮音性能は、建物により異なります。

※平成10年5月 中央環境審議会答申

航空機の機種による音の違い

一般に航空機が小さいほど音が小さく、大きいほど音も大きくなります。
また、最新の航空機は、昔の航空機に比べ大幅に音が静かになっており、そのような新しい航空機が日本の空で数多く使われています。

羽田に就航している主な航空機と羽田空港就航機種割合 従来と比べ、大幅に静かになってきています。機種による音の違い
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