南風好天時の新到着経路については、「RNAV方式」を活用し、A滑走路とC滑走路2本に独立して平行して進入する方式を導入することとしております。

この方式は、GPS等を利用して航空機の位置を把握して飛行する「RNAV方式」であり、個別のRNAV経路の設定及び同時進入の際の航空機同士の最低間隔は、国際民間航空機関（ICAO）の国際基準に基づき設定されているため、国際的な安全基準に則って安全性を確保したものとなっております。

加えて、当該運用方式の運用に当たっては、2本の経路を飛行する航空機の位置を、高精度レーダー（WAM）を用いて専門の管制官が常時監視し、航空機に対して安全な間隔を維持するよう指示を行うことやこの経路における飛行速度の設定等きめ細かな運用を行うことにより、一層の安全性を確保することとしております。

そのため、新到着経路を飛行する航空機間において航空機衝突防止装置（TCAS）が作動することも想定しておりません。

羽田空港では現在も二本の滑走路に独立して進入する運用を行なっておりますが、今回の新経路の方法は、従来より更に精度向上が図られるものとなります。

これまでの住民説明会においても、南風時の新到着経路の進入方式については、国際的な安全基準に則って安全性を確保する旨ご説明してまいりましたが、今後、より一層の丁寧な情報提供を行ってまいります。