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PLATEAUのコミュニティを支える「Project PLATEAU ADVOCATE 2024」12名を選出しました

PLATEAUに関連する技術や開発ナレッジの共有、PLATEAU AWARD応募者への開発支援など、コミュニティ発の活動をより加速するための新たな取り組み「Project PLATEAU ADVOCATE 2024」が始動します。

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都市デジタルツインの実現を目指し、国土交通省が様々なプレイヤーと連携して推進するProject PLATEAU(プラトー)では、2020年度のスタート以降、全国で3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化の取り組みを進めてきました。

2024年度、実証フェーズを超え、本格的な社会実装のフェーズに入ったPLATEAUでは、コミュニティ発の活動をより加速するための新たな取り組み「Project PLATEAU ADVOCATE 2024」が始動します。

「Project PLATEAU ADVOCATE 2024」とは

PLATEAUに関連する技術や開発ナレッジの共有、PLATEAU AWARD応募者への開発支援など、コミュニティ発の活動をより加速するための取り組みが「Project PLATEAU ADVOCATE 2024」です。

この度、PLATEAUのデータ活用等に精通し、情報発信や開発支援を通してPLATEAUの社会実装に貢献いただく12名の人材を「PLATEAUアドボケイト」として選出しました。

選出された「PLATEAUアドボケイト」は、PLATEAUのコミュニティ活性化及び自走化の支援をミッションとして活動していただきます。具体的には、PLATEAUに関する情報発信や交流・取り組みの実施、技術共有による開発サポート等を行っていただきます。 

なお、PLATEAUのコミュニティが拡大していくためには、アドボケイトに限らない皆様の力も必要です。GitHubやウェブ上でのPLATEAUに関する発信、また各種イベントへの参加やSNSなどでの交流を通じ、積極的に質問や声をお聞かせください。皆様自身も主体となった双方向的なコミュニケーションによって、コミュニティの場がより有意義なものとなることを願います。今後もProject PLATEAUでは、コミュニティ発での新たな動きや取り組みを歓迎します。

「Project PLATEAU ADVOCATE 2024」就任者紹介

「PLATEAUアドボケイト」制度の始動とともに選出された12名を就任コメントとともにご紹介します。

於保 俊

株式会社ホロラボ
グループリード・ソフトウェアエンジニア

プロフィール

Web開発やUnityでのスマホゲーム開発、XR開発など、様々な開発を幅広く経験。
趣味でGISを活用したソフトウェア開発も行う。
現在は株式会社ホロラボにて、幅広くエンジニアとして活躍。
2021年の初回PLATEAUハッカソンの「東京23区から新しい世界を創るアイデアソン/ハッカソン」では、開発者として参加。
その後、いくつかのPLATEAUのユースケース事業や情報発信に関わる。

野良GISerとして高品質のオープンGISデータを渇望した過去は過ぎた。
データはPLATEAUとして、今、君の目の前にある。
どことつなげて、どう料理して、何を実現する?

さぁ、どんな未来を作ろうか?

加茂 春菜

株式会社ホロラボ
Playful Fields Group Lead

プロフィール

2013年より「アイデアとテクノロジーで世の中に!を。」を合言葉に技術と独自の発想でこれまでにない新しい体験をプロトタイプする2人組の実験的クリエイティブユニット「すまのべ!」として活動。2021年より株式会社ホロラボにてProject PLATEAUの3D都市モデルとXRを活用した次世代の市民参加型まちづくりの実現をめざし、日々奮闘中。XRで具現化する都市のデジタルツインプラットフォームtorinome(トライノーム)の企画・開発に従事。

Project PLATEAUに興味があるけど使い方がわからない方、アイデアはあるけど方法がわからない方を企画、技術の両面でサポートしていきたいです。コミュニティ発の面白かっこいい体験を世の中に生み出しましょう!

西尾 悟

株式会社MIERUNE
Engineering Manager

プロフィール

2児の父をやりながら株式会社MIERUNEでGIS(地理空間情報)とWeb開発を行う、Engineering Managerです!
Python / Rust / GIS / 点群 / 3D Tiles / AWS / WebGL / PLATEAU / Cesium Certified Developer

PLATEAUのデータはAR・VRやゲーム、映像など様々な分野で当たり前に利用されるようになってきています!
GISを活用することでモビリティやインフラ整備など、現実世界に更なるインパクトを与えていくことが出来ると思いますので、どんどん活用して行きましょう!

PLATEAU × GISでお困りの方は気軽にご連絡ください!

有年 亮博  

株式会社シナスタジア
CEO

プロフィール

東京大学大学院 情報理工学系研究科 コンピューター科学専攻 自主退学。高精度3次元地図処理の研究を通して自動運転の技術開発を行う。仮想世界での生活を目指しシナスタジアを設立。

建設・都市計画・モビリティ・ゲーム・映像・観光等幅広い分野で3Dデジタルツインの活用ニーズが高まる中で、そうした3D都市デジタルツインデータをより多くの方に、より簡単に使って頂ける環境・場づくりに貢献していきます。

より具体的には、PLATEAU SDK等の無料便利ツールの開発・提供、ハッカソンやAWARD、各種講演会などを通して、PLATEAUの技術理解促進、活用・開発促進に取り組んでいきます。

もっとこんな機能がほしい、などのニーズも積極的に収集していきたいと思っておりますので、たくさんの方とコミュニケーションをとらせていただければと思います。よろしくお願いします!

鈴木 智貴

株式会社シナスタジア
開発本部

プロフィール

PLATEAUをゲームエンジンで扱うオープンソースツール、PLATEAU SDKの開発に従事。

PLATEAU SDKの開発者として、皆様のPLATEAUを活かした創作を楽しみにしております。
SDKに関してご質問があればSlackのPLATEAUコミュニティにぜひ私宛でお寄せください。
ハッカソン等で登壇・サポートもいたしますので、そこで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

高橋 忍

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
シニア ソリューション エンジニア

プロフィール

2019年まで現在の日本マイクロソフトで主にテクニカルエバンジェリストとして開発技術の訴求に努める。2019年末より Unity Technologies Japan に参加し、現在はソリューションエンジニアとして xR関連技術をはじめUnity製品や技術の訴求のために製造業、建設業を中心とした産業分野で活動しています。

PLATEAUの登場によって、誰もが3D都市モデルを使って思うままに創作することが出来るようになりました!そんな皆様の創作活動のご支援ができたら幸いです。

常名 隆司

プロフィール

普段はハッカソンやゲームジャムの主催者をしていたり、主催者のお手伝いをしています。
「こんなことを聞いても良いのかな?」などと気にせずに気楽な感じでどんどんご質問ください。
「質問するのって緊張するな〜」という顔つきをしている方には、こちらから勝手にお声がけさせていただくことも多いですので、困ったらチラ見してください。

少しでも多くの方に PLATEAUに触れる動機、きっかけ、場所をご用意して、1日でも早く PLATEAUの素晴らしさに気付いていただいて、一つでも多くの PLATEAUに関する何かを生み出していただけるように、そして、次年度以降も継続的に制度が運用される場合に、今年度の活動を見た方々に「自分も PLATEAUアドボケイトを目指したい!」と思っていただけるような活動を心がけて尽力します!

沼倉 正吾

株式会社SYMMETRY
エバンジェリスト

プロフィール

2014年にXR開発に特化したSymmetry Dimensions Inc.(旧社名:DVERSE Inc.)を米国に設立。2023年に㈱日本PSに売却後、同グループの㈱SYMMETRY エバンジェリスト現職。2024年よりデジタルツインによるインフラ(橋梁・トンネル・道路等)維持管理プラットフォームの開発に従事。

2020年から公開されたProject PLATEAUが、いよいよ実証から産業活用、ビジネスへと大きく飛躍します。各種ユースケース、ビューワ開発などに参加させていただいた知見を通して、PLATEAUに関心のある開発者、企業の皆さんへアイデアの提供やコミュニティの活性化に貢献したいと思います!

久田 智之

株式会社アナザーブレイン
代表取締役/みんキャプ運営委員会 委員長

プロフィール

インターネットを活用したさまざまなプロジェクトを企画・開発。小中学生を対象にしたプログラミング体験会の開催や、公立諏訪東京理科大学でデジタルツイン講座を担当するなど地域のデジタル人材育成にも取り組む。近年は生活シーンのさまざまを「3D化して3D地図(PLATEAU)に表現」する「みんキャプ(みんなでキャプチャー)」コミュニティ活動に注力している。

Project PLATEAU は国土交通省という行政機関が主導しているにもかかわらず Creative Learning Spiral を意識したプロトタイピングによる価値創造が適している稀有な柔軟性・敏捷性の高いプロジェクトだと感じています。そしてその応用分野も非常に幅広いです。
多少の失敗を気にせず「小さくつくってみる・つかってみる」にまずは挑戦し、その価値を体感したら「大きくする」というような取り組みを全国のみなさんと一緒に広げていければと思います。
よろしくお願いいたします。

ぴっかりん(青木 亮祐)

株式会社パスコ
研究開発センター

プロフィール

株式会社パスコにて、深層学習を用いた航空写真や衛星画像の判読、GISを用いたデータ解析に従事。
個人活動では、「ぴっかりん」というハンドルネームでイベントに参加したり、地理空間情報に関する発信を行う。
PLATEAU関連の取り組みとして、仕事ではユースケース開発業務や3D都市モデルの利活用に従事し、プライベートでもLT登壇やハンズオン、PLATEAU Hack Challenge 2023 in Tokyoなどのイベントに参加。
PLATEAUに限らず、衛星データや国土数値情報など地理空間情報全般が大好き。

PLATEAUの開発コミュニティの拡大と活性化を図るために、3D都市モデルの魅力をより多くの方に伝えるべく、SlackやSNSで積極的に情報を発信していきたいと思います。
また、GISやPythonを活用したデータ処理など、自身の専門分野を生かして、開発サポートも行っていきたいです。
PLATEAUに興味をお持ちの方や、他の地理空間情報と組み合わせて使いたいと考えている方々と、一緒にワクワクする取り組みを進めていけたら嬉しいです!

米田 将

HollowByte
代表

プロフィール

データ同士を組み合わせて新たな価値を生み出すエンジニア。PLATEAUではCityGMLの属性情報を利用したヴィジュアルと実用を兼ね備えたアプリ等を開発。 専門分野の画像処理、点群処理技術を背景にAR等の空間情報にも注力。

PLATEAUはまだまだデータとしての可能性を持っています。どういった可能性があるのか等情報発信していき、多くの人がデータとしての可能性を引き出せるよう技術的にもサポートしていきたいと思います。

内山 裕弥

国土交通省 総合政策局 モビリティサービス推進課 総括課長補佐
前 Project PLATEAU プロジェクト・ディレクター
東京大学 工学系研究科 非常勤講師
東京大学 空間情報科学研究センター 協力研究員

プロフィール

1989年東京都生まれ。首都大学東京、東京大学公共政策大学院で法哲学を学び、2013年に国土交通省へ入省。国家公務員として、防災、航空、都市など国土交通省の幅広い分野の政策に携わる。
法律職事務官として法案の企画立案や法務に長く従事する一方、大臣秘書官補時代は政務も経験。
2020年からはProject PLATEAUのディレクターとして立ち上げから実装までを一貫してリード。2024年4月から現職。

Project PLATEAUのファウンダーとして、ビジネスや技術、政策など幅広い面からPLATEAUの発展を支えていきます!