- 鴻沼川の現状
- 鴻沼川は、埼玉県大宮、与野、浦和の各市を流下する中小河川であるが、流下能力が不足しており、沿川地域で浸水被害が頻発している。
[平成8年9月台風17号浸水家屋約1,300戸、浸水面積約190ha]
- このため、鴻沼川の沿川地域(市街化調整区域)は、JR埼京線沿線という立地条件にもかかわらず、土地利用の高度化を進められない状況にある。
- このようなことから、鴻沼川の改修は、浸水被害の軽減という直接的な効果はもとより、沿川土地利用の高度化を可能とし、大宮、与野、浦和の各都市機能の一層の充実を図る上で大きな効果が期待されている。
- 土地利用の高度化効果の計測方法
- 鴻沼川沿川の市街化調整区域が市街化区域に編入され、土地利用が変化(農地等の宅地化)することによる土地資産の増加額を土地利用の高度化効果(投資効果)として評価する。
- 市街化区域編入後の用途地域の設定は、周辺市街化区域との連続性を考慮する。
- 宅地化した場合の地価の設定は、用途地域毎に周辺市街化区域の平均地価と同水準とする。
- 投資効果
- 約610億円
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