行政機関でも、高潮に対抗するための施設を作ったり、万が一の場合には避難勧告・指示を出して皆さんの安全を確保しようと努力しています。
しかしながら、これら施設も万能ではなく、計画値以上の高潮が発生したり、老朽化によって本来もっていた機能がすでに発揮できなくなっている場合もあります。また、避難勧告等は、総合的な安全性を判断して発令されますが、予想し得なかった突発事項や、ごく局所的な状況に依存して全体を判断するわけにはいきません。
したがって、高潮に限らず各種の災害から身を守るためには、公的機関からの指示を待つだけでなく、自らの判断によってより早めに避難する方が安全性を高めることになります。そのためには、以下のような情報を正しく認識しておくことが重要です。また、これらの情報は、万が一避難勧告等によって避難する場合でも当然必要なことですから、自らの生命を守るために常日頃から注意することが重要です。