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河川局

高潮防災情報の共有・広報について

1.高潮防災情報の内容について

 (1)高潮災害に関する基礎知識の啓発

     高潮の現象そのものの説明や発生メカニズムから、具体的な被災事例、避難時の注意点まで、さまざまな情報を自由に取り出せるようにする。

 (2)地域別情報の充実

     各海岸毎に過去の被災記録、施設の整備状況、具体的情報入手先など、きめ細かな情報の提供を図る。特に、体験談など、過去の事例は貴重であり、かつ高潮災害の危険性の啓発に対して非常に有効であることから、これらについても可能なかぎり多くの情報を収集する。

 (3)具体的、専門的情報の集積と提供

     各海岸の特性、専門用語の解説、施設の機能・整備状況など、やや専門的ないし詳細にわたる情報についても逐次整備し地域住民が入手可能な方策を講じる。

2.高潮防災情報の共有(提供)方法について

 (1)冊子・パンフレット等による地域での情報提供

     高潮災害の危険性の意識向上は、インターネット等で積極的に情報を得ようとする住民ばかりでなく、全ての住民に対して行わなければならない。これら住民に対しては、小冊子・パンフレット等や市町村広報等によって、地域ごとのきめ細かな情報(過去の災害記録、施設の整備状況等)を提供する必要がある。

 (2)インターネットを活用した高潮災害情報データベースの構築

     インターネットホームページを活用し、1.で示した高潮災害に関する各種情報のデータベース化を図る。その結果、各自が必要とするより多くの事例収集、ニーズに応じた情報提供など、きめ細かな情報提供を図ることが可能となる。

(3)郷土資料館等の活用

     各地域の資料館、図書館等を活用し、地域における災害情報の継承を図ることを検討する。

広報手段と役割

手  段 役   割
冊子・パンフレット 幅広い一般住民の認識の向上
インターネット 関心を持った住民に対するより詳しい知識の提供
郷土資料館 実感のわく情報の提供

3.市町村向け手引きの作成

    高潮災害に直面する可能性のある市町村に対しては、一般と同等の啓発を行うとともに、市町村から住民へ向けての情報発信も行う必要がある。そのための、手引きを作成することが望ましい


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