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河川局


平成11年度「河川水辺の国勢調査」結果の概要について



一級水系110河川(99水系)及び二級水系25河川(25水系)並びに管理中の77ダム(遊水池、調節池を含む。)において生物調査を実施。

 河川水辺の国勢調査は、5年を1巡とし、「魚介類」「底生動物」「植物」「鳥類」「両生類・爬虫類・哺乳類」「陸上昆虫類等」の6項目(ダムについては「動植物プランクトン」を加えた7項目)の生物調査を順次実施(別添「河川水辺の国勢調査の調査実施例」参照。)するもので、平成11年度調査は第2巡の4年目に当たります。
 今回発表する資料は、平成11年度に実施した一級水系110河川(99水系)及び二級水系
25河川(25水系)並びに管理中の77ダムにおける生物調査結果をとりまとめたものです。
 今回とりまとめを行った河川及びダムで確認された種数等は下表のとおりです。

項目 魚介類
(魚類)
底生動物 植物 鳥類 両生類
爬虫類
哺乳類
陸上
昆虫
類等
動植物
プランクトン
合計

河川数
(水系数)
47
(46)
25
(24)
19
(18)
20
(20)
26
(25)
26
(25)

(−)
135
(124)
確認種数 229 727 2,127 245 81 7,237

ダム数 10 22 24 14 20 20 77
確認種数 56 425 2,379 222 85 6,904 600
*複数の項目について調査を実施した河川(水系)・ダムがあるため、各項目ごとの河川(水系)数・ダム数の和は合計と一致しません。
*利根川水系、木曽川水系、淀川水系においては、大支川単位で調査を実施しています。
*魚介類の確認種数は、魚類のみの値です。



琵琶湖・淀川水系の魚類を東北地方から九州地方で、北海道地方在来の魚類を東北地方で確認。
(魚介類調査、河川版)
                     

 今回、魚介類調査についてとりまとめを行った47河川について見てみると、琵琶湖産稚アユの放流に伴って分布が拡大したと考えられている琵琶湖・淀川水系の魚類(今回の分析の対象はハス、ワタカ、ビワヒガイ、イトモロコ及びスゴモロコ類)が東北地方の阿武隈川から九州地方の球磨川までの広い範囲(19河川)で確認されました。
 また、サケ等の放流に伴って分布が拡大したと考えられている北海道地方在来の魚類(今回の分析の対象はフクドジョウ及びエゾホトケドジョウ)が東北地方の阿武隈川と請戸川(ウケドガワ)で確認されました。


平成11年度調査における確認河川数

       確認河川数 対象河川数
琵琶湖・淀川水系の魚類 19河川 47河川
北海道地方在来の魚類 2河川* 41河川*


前回調査と比較可能な河川における確認河川数の比較
   今回の確認河川数 前回の確認河川数 比較可能な河川数
琵琶湖・淀川水系の魚類 17河川 ←  16河川 41河川
北海道地方在来の魚類 2河川* ←  1河川* 35河川*
*北海道地方以外の河川数

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