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河川局


平成11年度「河川水辺の国勢調査」結果の概要について



環境庁のレッドリスト掲載種であるクマタカを11ダムで、イヌワシを2ダムで確認
(鳥類調査、ダム湖版)

 クマタカ、イヌワシは環境庁のレッドリストで絶滅危惧・B類(近い将来における絶滅の危険性が高いもの。)に指定されていますが、今回、鳥類調査についてとりまとめを行った24ダムについて見てみると、クマタカは11ダムで、イヌワシは2ダムで確認されました。


外来の魚類であるブラックバス(オオクチバス)、ブルーギル、コクチバスの確認
河川・ダム数が増加。
(魚介類調査、河川版・ダム湖版)

 北アメリカから、1925年に移入されたブラックバス(オオクチバス)、1960年に移入されたブルーギル、1996年頃に移入されたコクチバスは、ともに繁殖力が強く、小型の魚、魚の卵、エビ等を捕食するため、在来の生態系への影響が懸念されています。また、コクチバスは流水域を好むため、河川への拡散が懸念されています。
 今回、魚介類調査についてとりまとめを行った47河川・9ダムについて見てみると、ブラックバスは25河川・3ダムで、ブルーギルは23河川・3ダムで、コクチバスは3河川で確認されました。


平成11年度調査における確認河川・ダム数

   確認河川・ダム数 対象河川・ダム数
ブラックバス 25河川
3ダム
47河川
9ダム
ブルーギル 23河川
3ダム
コクチバス 3河川
0ダム

 前回も調査を行っている41河川・7ダムについて比較すると、ブラックバスは前回の19河川・0ダムから今回は22河川・1ダムに、ブルーギルは前回の16河川・0ダムから今回は19河川・1ダムにともに増加しました。また、コクチバスは、前回の調査では河川・ダムともに確認されませんでしたが、今回は3河川で確認されました。


前回調査と比較可能な河川等における確認河川数等の比較

    確認河川・ダム数 対象河川・ダム数
比較可能な河川数等
ブラックバス 22河川  ←  19河川
1ダム  ←  0ダム
41河川
7ダム
ブルーギル 19河川 ←  16河川
1ダム  ←   0ダム
コクチバス 3河川 ← 0河川
0ダム ← 0ダム


外来の植物であるブタクサ、オオブタクサ等の確認河川数が増加。
(植物調査、河川版)

 ブタクサ、オオブタクサ(ともに北アメリカ原産)はキク科の植物で、繁殖力が強く、大群落を形成することから、在来の植物への影響が懸念されるとともに、花粉症の原因ともされています。今回、植物調査についてとりまとめを行った19河川について見てみると、ブタクサは前回の15河川に対して今回は17河川(約9割)で、オオブタクサは前回の9河川に対して今回は12河川(約6割)で確認されました。


前回調査と比較可能な河川における確認河川数の比較

     今回の確認河川数 前回の確認河川数 比較可能な河川数
ブタクサ 17河川 ←   15河川 19河川
オオブタクサ 12河川 ←   9河川


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