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河川局

Topics 記者発表


「河川空間利用実態調査」結果の公表
及び「川の通信簿」の実施について



平成14年7月4日
 国土交通省河川局


○概 要
 国土交通省等では、平成2年度より散策、スポーツ、水遊び等の河川の利用実態を調査する「河川空間利用実態調査」を行っています。
 平成12、13年度に実施しました全国の一級水系全109水系における河川空間利用実態調査の結果を公表します。
 又、この調査結果から多くの国民が河川空間を利用していることを踏まえ、平成14年度、平成15年度に「川の通信簿」により、市民が中心となった満足度の評価を実施し、よりよい河川空間の整備・保全を図っていくこととしましたので紹介いたします。
 
○公表資料
【平成12年度河川空間利用実態調査結果の概要】 (PDFファイル 192KB)
【「川の通信簿」の実施について】
【川の通信簿の実施〜「住民、NPO等多様な主体との共作」へ〜】
 (PDFファイル 455KB)
【川の通信簿点検シート】 (PDFファイル 258KB)


平成12年度河川空間利用実態調査結果 要旨

・全国109の一級水系の年間河川空間利用者総数の推計は、1億8千万人
 全国109の一級水系直轄管理区間(ダム区間を除く、約8.6千q)の年間河川空間利用者総数の推計は約1億8千万人であり、直轄管理区間1qあたりでは約2万人でした。
 前回の調査を行った平成9年度と比較すると、若干減少していますが、ほぼ横ばい傾向という結果となりました。

・水系別の年間河川空間利用者総数の第1位は、荒川(関東)
 年間河川空間利用者総数の最も多い水系は、前回調査(平成9年度実施)の利根川(関東)に替わり荒川(関東)でした。以下、2位・淀川(近畿)、3位・利根川(関東)、4位・多摩川(関東)、5位・木曽川(中部)の順です。
 また、直轄管理区間延長あたりの年間河川空間利用者数が最も多い水系は多摩川(関東)で、以下、2位・荒川(関東)、3位・相模川(関東)、4位・矢作川(中部)、5位・淀川(近畿)の順です。

・利用形態別の年間河川空間利用者数は、散策等が55%で最多
 利用形態別の年間河川空間利用者数の内訳では、散策等が55%と約半数を占め、次いでスポーツが29%であり、釣りと水遊びはそれぞれ10%に満たない状況です。
 平成9年度調査と比較して、スポーツ・散策等の占める割合が若干増加、釣り・水遊びの割合が若干減少していますが、全体的な傾向は変わっていません。

・良好な水辺環境を指標する夏の水遊び利用者数(1qあたり)1位は、仁淀川
 川が本来有している良好な水辺環境を指標する夏の水遊びの利用者数(直轄管理区間延長1qあたり)が最も多い河川は、仁淀川(四国)となりました。
 以下、2位・相模川(関東)、3位・物部川(四国)、4位・大分川(九州)、5位・櫛田川(中部)の順です。

・全国の河川空間利用者の満足度は、約60%
 全国約800地点で約8,000人の河川空間利用者を対象に行ったアンケート調査結果をみると、「今の水辺をどのように思われますか」という河川に対する満足度(5段階評価、満足している、まあ満足している、どちらともいえない、やや不満である、不満である)に関する質問に対して、"満足している""まあ満足している"と約60%の人が答えています。

・今後水辺で最もやりたいことは、散策・休息等
 利用者アンケート調査結果をみると、「今後水辺でどのようなことをやりたいですか」という質問に対して、最も多かった利用目的としては、"散策・休息、その他(写真撮影、楽器演奏など)"でした。上位5位を占める項目は前回調査(平成9年度)と同じで、以下、2位・"ピクニック、キャンプ"、3位・"釣り・魚とり"、4位・"スポーツ(軽い運動を含む)"、5位・"水遊び"の順です。

問い合わせ先 国土交通省 03−5253−8111(代表)
 
河川環境課 課長補佐 佐藤 寿延(内線35432)
係  長 広松 洋一(内線35444)
国土交通省河川局ホームページ https://www.mlit.go.jp/river/index.html
 


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