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河川局

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記者発表


 外来種の植物であるオオブタクサ、ハリエンジュ(ニセアカシア)、クロバナエンジュ(イタチハギ)等の確認河川数が前回調査時より増加 。

(植物調査、河川版)


 オオブタクサはキク科の植物で、大群落を作ることにより在来種を排除するとともに、花粉症の原因とされています。調査を行った19河川のうち、前回の9河川に対して今回は11河川となり、確認河川数は2河川増加しました。

 ハリエンジュ(ニセアカシア)、クロバナエンジュ(イタチハギ)は、庭木、街路樹、砂防林などとして植えられたマメ科の植物で、これらが河道内で樹林を形成することで、洪水時の水位上昇や流水形態の変化を引き起こすといわれています。

 ハリエンジュは、前回の16河川に対して今回は17河川となり、確認河川数は1河川増加しました。またクロバナエンジュは、前回の10河川に対し今回は15河川となり、確認河川数は5河川増加しました。

  今回の確認河川数 前回の確認河川数 調査河川数
オオブタクサ 11河川  ←   9河川 19河川
ハリエンジュ 17河川  ←  16河川
クロバナエンジュ 15河川  ←  10河川


近年激減している水生昆虫のビワアシエダトビケラを揖保川(近畿)と江の川(中国)で確認。

(底生動物調査、河川版)


 幼虫期を水中で過ごす水生昆虫であるビワアシエダトビケラは、かつては日本の池や湖沼に広く分布していましたが、近年、琵琶湖で見られなくなるなど激減し、その分布は極めて限定されていると言われています。また、生態などの情報もほとんど分かっていないため、その分布には関心が持たれていますが、調査を行った25河川のうち、近畿地方の揖保川と中国地方の江の川の2河川で確認されました。

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