水管理・国土保全

  

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地域と最上川

県民に親しまれる最上川

最上川には、最上峡(戸沢村)や日本一のハクチョウ飛来地である最上川スワンパーク(酒田市)など観光名所が点在しており、四季を問わず多くの人々が訪れます。また、水辺のゴミの清掃などの河川愛護活動も盛んであり、川原での芋煮会などでも親しまれています。

最上川は古くからその山紫水明を詠われており、特に松尾芭蕉、斎藤茂吉などの詩歌でも全国的に知られているとおり、偉大なる文化人、芸術家に大きな影響を与えてきました。景勝地としては五百川峡、楯山公園、碁点、大淀、最上峡等が挙げられるほか、平成10年3月に山形県の公募による「最上川ビューポイント」が10地点選定されています

最上川ビューポイント

五百川峡(白鷹町)


紅葉の美しい最上峡の白糸の滝(戸沢村)



最上川河川空間利用の実態

平成26年度の河川空間利用実態調査では、最上川を水遊びや散策などのレクリェーションで利用した人は、約106万人と推定されます。他県からの観光客も含まれていますが、最上川の流域人口からみると年間一人あたり平均利用回数は約1回となっています。利用形態別に見ると、散策等が56%と最も多く、次いでスポーツ20%、水遊び17%と続き、これらで93%を占め、釣りは7%となっています。利用場所別には高水敷が47%と最も多く、次いで堤防29%、水面16%、水際8%となっています。

最上川の環境整備

寒河江地区水辺プラザ(寒河江市)


朝日町カヌー発着場(朝日町)



最上川で行われる多くのイベント

平成26年度は、平成21年度に比べ約3割程度利用者が減少している状況です。利用形態別には散策等が、利用場所別には高水敷の利用が増加しており、これを裏付けるように高水敷には、運動場、公園、ゴルフ場などの施設があり、周辺住民に利用されている他、河川に関するイベントや観光、親水活動などが盛んに行われています。特に山形県の秋の風物詩となっている川原での芋煮会をはじめ、各地で花火大会や祭など(酒田港まつり酒田花火大会ショー、水郷大江燈籠流し等)が開催されています。水面利用としては、年間10万人を越える観光客が訪れる最上峡をはじめ、大石田や三難所(碁点・三ヶ瀬・隼)の舟下り、大江町や白鷹町の観光ヤナ場などがあります。また、最上川スワンパークは、ハクチョウの飛来数が約1万羽で日本一の規模を誇り、シーズン中は多くの人々が訪れます。


日本一の芋煮会フェスティバル(山形市)


酒田港まつり酒田花火ショー(酒田市)



河川の清掃とボランティア

山形県の「母なる最上川」の岸辺に漂着しているゴミを、地域住民をはじめとする川の恩恵を受けている人々が力を合わせて清掃し、最上川をきれいな姿で後世へ伝えて行くことを目的として河川愛護活動が盛んに実施されています。


最上川千本桜クリーン作戦(長井市)


モモカミ・ゴミバスターズ大作戦(戸沢村)





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