
荒川エコロジカルネットワーク
荒川流域全体の自然のつながりを強化するためには、第一段階として生態系が健全に機能し、ある程度まとまった「核」となる自然の拠点を守り、その自然を回復させることが重要です。また、さらにそれらを川、谷地、傾斜林などを軸として互いに結び、市街地の自然とつなげていくことで、荒川流域全体の自然を豊かにしていくものです。 現在、荒川での取組みは、荒川を自然の大きな柱と考え、荒川の河川敷にあるネットワークの「核」となる自然の拠点を保全・回復する整備を行うことにより、ビオトープのネットワーク化の実現を目指しています。 荒川上流河川事務所HP |
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荒川エコロジカルネットワークの考え方
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荒川における自然の回復へ向けた取り組み
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荒川太郎右衛門地区自然再生事業
荒川の河口から約54kmに位置する太郎右衛門橋より下流4km区
間について、荒川の旧流路を中心とした自然再生事業を実施します。 さらに、豊かな生態系を取り戻すために、全国初となる多様な主体が 参加する「自然再生協議会」を設立しました。平成15年度は「自然再生 全体構想」を、また平成16年度には「自然再生事業実施計画」を作成 し、その後に具体的な事業を実施するとともに、維持管理を行ってい く予定です。 協議会では、荒川太郎右衛門地区の自然環境を良くして いくため、参加する多様な主体の委員がそれぞれ汗をかいて、当地区 にふさわしい自然環境の保全・再生を行います。 荒川上流河川事務所HP |
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荒川太郎右衛門地区自然再生事業
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市民参加型保全管理
三ツ又沼ビオトープ
荒川の河口から約48kmに位置する三ツ又沼ビオトープでは、湿地環境の保全管理にあたり、環境NGO、地域住民、自治体、河川管理者などが参加する「パートナーシップ推進会議」において保全管理計画を作成し、これに基づき保全管理作業を行っています。実際の保全管理作業では、環境NGO、地域住民が中心となって、官民協働のパートナーシップによる保全作業を実施しています。
荒川上流河川事務所HP |
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三ツ又沼ビオトープ
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あらかわ市民環境サポーター(三ツ又沼)活動状況
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市民参加型保全管理
高麗川ふるさとの川整備事業(浅羽ビオトープ)
浅羽ビオトープは、「こまがわふるさとの川整備計画」に基づき、鶴舞川の付け替えにあわせて生物の生息環境に配慮した湿地を形成するとともに、子供たちが自然とふれあい、自然との共生について学べる野外活動の場として、平成14年に整備したビオトープです。
ビオトープの保全管理は、「高麗川ふるさとの川整備計画」の策定に携わった「こまがわ市民会議」の参加者を中心に、平成15年6月8日に発足した「高麗川(こまがわ)ふるさとの会」と官民協働のパートナーシップで実施しています。 荒川上流河川事務所HP |
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浅羽ビオトープ
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野外活動の様子
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荒川下流部の自然再生
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江戸川区小松川地先の自然再生(整備前)
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江戸川区小松川地先の自然再生(整備後)
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