河川概要
狩野川流域の概要
狩野川は、静岡県伊豆市の天城山系にその源を発し、大小の支川を合わせながら北流し、田方平野に出て、伊豆の国市古奈で狩野川放水路を分派した後、箱根山等を源とする来光川、大場川等を合わせ、さらに、富士山等を源とする柿田川、黄瀬川を沼津市、清水町にて合わせ沼津市において駿河湾に注いでいます。
その流域は南北に細長い「く」の字形をなし、富士箱根伊豆国立公園に囲まれ豊かな自然環境を有する観光地を擁するとともに、東西交通の要衝として基幹交通網が集中するほか、下流域の沼津市、三島市、清水町は湧水にも恵まれ、県東部・駿豆地区の中核都市として地域の産業・経済・文化等の基盤をなしています。 狩野川流域は歴史や文化の舞台としてもしばしば登場し、源頼朝の流刑地である蛭ヶ小島や、北条氏にまつわる史跡などが残されているほか、井上靖や川端康成をはじめとする多くの作家がこの地を訪れ、狩野川や流域の描写が描かれた優れた作品を残しています。また、盆踊りや慰霊祭、川神浄などの伝統行事が行われているほか、各地で湧水や環境の保全などに取り組む住民活動が行われています。
狩野川の清流
かわかんじょう
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流域図・位置図
狩野川流域図・位置図
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