水管理・国土保全

  

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狩野川の主な災害

主な水害

狩野川流域は、多雨地帯を抱えていることやその地形的特徴から、往古より幾多の洪水被害が発生してきました。


発生日 発生原因 被災市町村 被害状況
1948年(昭和23年) 台風21号(アイオン台風) 床上浸水346戸、床下浸水222戸
1958年(昭和33年) 台風21号 負傷者1名、家屋全壊1戸、半壊4戸、床上浸水117戸、床下浸水217戸
1958年(昭和33年) 台風22号(狩野川台風) 死者684名、行方不明169名 、家屋全壊261戸、流失697戸、半壊647戸、床上浸水3,012戸、床下浸水2,158戸
1959年(昭和34年) 台風7号 死者3名、負傷者34名、家屋全壊128戸、半壊537戸、床上浸水1,308戸、床下浸水2,094戸 、浸水面積416ha
1961年(昭和36年) 前線 家屋全壊9戸、流出29戸、半壊1,195戸、床上浸水6,608戸、床下浸水6,366戸、浸水面積5,000ha
1976年(昭和51年) 前線 床上浸水44戸、床下浸水269戸
1982年(昭和57年) 台風10号 床上浸水575戸、床下浸水878戸、浸水面積794ha
1982年(昭和57年) 台風18号 家屋全壊流出1戸、床上浸水190戸、床下浸水449戸、浸水面積302ha
1998年(平成10年) 前線 家屋全壊3戸、半壊2戸、床上浸水284 戸、 床下浸水481 戸、浸水面積371ha
1998年(平成10年) 台風5号 床上浸水62戸、床下浸水144戸、浸水面積148ha
2002年(平成14年) 台風21号 家屋全壊1戸、半壊2戸、床上浸水975 戸、 床下浸水280 戸、浸水面積93ha
2004年(平成16年) 台風22号 家屋全壊4戸、半壊2戸、床上浸水351 戸、 床下浸水623 戸、浸水面積147ha
2005年(平成17年) 台風11号 床上浸水50戸、床下浸水142戸、浸水面積80ha
2007年(平成19年) 台風9号 床上浸水247 戸、床下浸水477戸、浸水面積428ha
2011年(平成23年) 台風15号 床上浸水4戸、床下浸水11 戸、浸水面積(資料なし)
出典:狩野川水系河川整備計画【大臣管理区間】



狩野川台風(昭和33年)

昭和33年9月の台風22号(狩野川台風)は、流域全体で死者・行方不明者853人、被災家屋6,775戸という未曾有の大災害をもたらしました。

狩野川流域に未曾有の被害をもたらした狩野川台風の記憶を未来へ語り伝え、次世代へ引き継ぎ防災意識の向上に資することを目的に、「狩野川台風の記憶をつなぐ会」を平成26年に設立しました。

狩野川台風の記憶をつなぐ会(沼津河川国道事務所HP)

昭和33年9月洪水(狩野川台風) 沼津市平町


一面ガレキ、流木等に覆われた塚本



内水氾濫による浸水被害

堤防整備の進捗と狩野川放水路の完成により、狩野川本川の氾濫による甚大な被害は発生していませんが、近年の集中豪雨により、支川の内水氾濫を主な原因とした浸水被害が発生しています。


内水氾濫の状況(平成10年9月洪水、伊豆の国市)




過去の主な渇水

狩野川流域では、上流水源域が多雨地帯であるとともに、浸透性に富んだ火山性の地質が広く分布していることから河川流況は安定しています。また地下水・湧水が豊富で、これまで顕著な渇水被害は発生していません。




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