水管理・国土保全

  

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地域と天竜川

上流~下流で大きく変化する天竜川
湖面利用~急流河川~峡谷部~遠州灘へ
天竜川の最上流部となる諏訪湖では、観光船やウィンドサーフィン、花火大会、ワカサギ釣りなどの湖面等の利用を、諏訪湖を出て天竜川となってからの上流部では、人気の観光川下りの他、カヌー、ラフティングなど、急流ならではの水面レジャーを、下流域では広い河川敷を利用して大凧を揚げる飛竜祭りやグライダーの滑空などが、それぞれ楽しまれています。
 諏訪湖に代表される上流域、峡谷・ダム湖に代表される中流域そして遠州平野から河口までの下流域において、地域との関わりもそれぞれ大きく異なります。



天竜ライン下り(天竜峡)


西天竜用水の円形分水槽



上流部
諏訪湖やダム湖の湖面利用と急流河川
最上流部の諏訪湖では観光船やウィンドサーフィン、花火大会、ワカサギ釣りなどと諏訪湖の湖面等を利用した多種多彩な楽しみ方が満喫でき、多くの温泉宿泊施設も整えられています。
 峡谷景観の大変美しい天竜峡や鵞流峡では人気の観光川下りの他、カヌー、ラフティングなど、急流ならではの水面レジャーを楽しむ人々も多くなっています。
 また、地域の祭りとしては諏訪地方を中心とした「御柱」が有名ですが、それ以外にも「さんよりこより」や「時又の初午祭」などの川と直接関連したものがあり、古くから天竜川を特別な場所として大切にしてきたことがうかがわれます。
 天竜川と密接なかかわりをもつこの地方の独特の食文化としては、水生昆虫食「ざざむし」(ヒゲナガカワトビケラを主体とする水生昆虫の冬世代の佃煮)が異彩を放っています。
 飯田市では天竜川総合学習館「かわらんべ」が平成14年7月にオープンし、毎週土曜日の「かわらんべ講座」を主軸に、川の学習拠点として人気の施設となっています。


冬の風物詩「ザザムシ漁」


さんよりこより(三峰川)

中下流部
中流域では、佐久間ダムを始めとする発電ダムが連続して存在し、春には湖畔に植えられた桜の花見客が、船明ダムの湖面では、各種イベントが行われており、夏には漕艇場や漕艇競技の付属施設が広く活用されています。下流域の遠州平野に入ると、高水敷が広く公園などに開放されており、野球やサッカーなど各種スポーツ施設や公園が整備され、沿川住民のスポーツ、レクリエーション、憩いの場として利用されているほか、浜北市の飛竜祭りでは、河川敷が大凧をあげる会場として利用されており、大勢の観客が訪れています。また、浜北市の高水敷にはグライダーの滑空場があり、天竜川を背景に、ゆったりと大空を飛ぶグライダーを見る事ができ、河口付近では、水上バイクなどの水面でのレジャーが盛んです。



秋葉ダムと桜


飛竜まつり




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