わんど・たまりは、季節や水量によって形成規模が異なるが、この不安定とも思われる環境が多くの魚類や貝類、鳥類、植物の良好な生息・生育・繁殖の場として必要です。
わんど・たまりには、ミズオオバコ等の沈水植物、ミクリ、ヨシ群落等の抽水植物が生育し、植物の間にはモノアラガイ、ミゾレヌマエビ等が生息しています。
また、ヤリタナゴやアブラボテ等の止水性魚類やドジョウの産卵場や初期育成の場であり、タナゴ類の産卵母貝となるトンガリササノハガイも生息しています。さらに、出水時の魚類等の避難場としても重要であるため必要な環境です。特に、下図のとおりわんど・たまりは、過去と比較すると減少傾向にあるため、再生する必要があります。