大洲市街地付近は城下町として古くから栄えてきた地域であり、大洲城や臥龍山荘をはじめとして多くの史跡が残り、「伊予の小京都」、「水郷大洲」と呼ばれる情緒豊かな風景や、日本三大鵜飼いと称される「大洲の鵜飼い」、いもたき、流しびな、寒中水泳、大洲まつり、トライアスロン、花火大会、カヌー大会、菜の花やコスモス畑といった季節毎の川に関した行事も盛んな地域です。
そんな肱川も、都市化の進展などにより、水量減少、水質、環境の悪化が懸念されていました。
そこで、国土交通省と大洲市では「大洲城内濠跡水路の復活など水郷大洲にふさわしい河川環境と水辺空間の場としての整備・うるおいと魅力のある町並みづくり」を基本理念とした「水と緑のネットワーク」事業を、環境改善を図る街づくりとして平成8年から実施しています。