沖縄（おきなわ）の建築年表（けんちくねんぴょう）
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西暦 | 琉球国王 | 年号 日本 | 年号 中国 | 記事 | 時代 日本 | 時代 中国 |
1187 | 舜天１ | 文治３ | 淳煕 １４ | 舜天（しょうてん）、利勇（りゆう）を亡（ほろ）ぼし、初代（しょだい）琉球国王（りゅうきゅうこくおう）となる。はじめて都城（とじょう）を中山（なかやま）定（さだ）め、国殿(くにでん)を創建（そうけん）したという。 | 平安時代（へいあんじだい） | 南宋（なんそう） |
1260 | 英祖１ | 文応１ | 景定１ | 英祖、王位に就く（英祖王統）。英祖はもともと伊祖城（ゑそのいしくすく）を居城としたが、のちに浦添城にうつった。 | 1192 鎌倉時代 | 南宋 |
1265 | 英祖６ | 文永１ | 咸淳１ | 僧の禅鑑の来琉。英祖、浦添に極楽寺を創建する。琉球における仏教の始まりとされる（『琉球国由来記』）。 | 鎌倉時代 | 1271 元 |
1299 | 英祖40 | 正安１ | 大徳３ | 英祖没し、浦添極楽寺（浦添ようどれ）に葬られる。 | 1336 南北朝時代 | 元 |
1350 | 察度１ | 観応１ 正平５ | 至正１０ | 察度、王位に就く（察度王統）。 | 南北朝時代 | 1368 明 |
1372 | 察度２３ | 応安５ 文中１ | 洪武５ | 明の太祖（洪武帝）が、行人の楊載を琉球に遣わし入貢を促す（詔諭）。察度、これに応じ王弟の泰期を明に派遣する。 | 南北朝時代 | 明 |
1392 | 察度４３ | 元中[?] ９ | 洪武２５ | 察度、数丈の高楼を建造、遊覧する。この年、明の太祖（洪武帝）より閩人３６姓を賜る（のちの久米村士族）。 | 1392 室町時代 | 明 |
1406 | 尚思紹１ | 応永１３ | 永楽４ | 尚思紹、王位に就く（第１尚氏王統） | 室町時代 | 明 |
1420 | 尚思紹１5 | 応永27 | 永楽１８ | このころ護佐丸、座喜味城を築城し、山田城より移るという。 | 室町時代 | 明 |
1427 | 尚巴志６ | 応永34 | 宣徳２ | 沖縄最古の文字資料である石碑「安国山樹華木之記碑」が建立される。この時、龍潭が造成される。 | 室町時代 | 明 |
1428 | 尚巴志7 | 正長１ | 宣徳3 | 中山門が創建される。 | 室町時代 | 明 |
1429 | 尚巴志８ | 永享１ | 宣徳4 | 尚巴志が三山を統一する。 | 室町時代 | 明 |
1433 | 尚巴志１２ | 永享５ | 宣徳８ | 明の使者の柴山が、日本との交通を開くため来琉し、千仏霊閣を建てる。 | 室町時代 | 明 |
1440 | 尚忠１ | 永享１２ | 正統５ | 護佐丸、中城城を拡張し、外郭を造築する。 | 室町時代 | 明 |
1451 | 尚金福２ | 宝徳３ | 景泰２ | 長虹堤がつくられる。天照大神を勧請し、長寿寺が創建される。この頃から、沖宮・末吉宮などが建立される。 | 室町時代 | 明 |
1450 | 尚泰久１ | 享徳３ | 景泰５ | 志魯・布里の乱により首里城炎上する。 | 室町時代 | 明 |
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1458 | 尚泰久５ | 長禄２ | 天順２ | 首里城正殿に「万国津梁の鐘」がかけられる。 | 室町時代 | 明 |
1459 | 尚泰久６ | 長禄３ | 天順３ | このころ天界寺（臨済宗）が創建されたとされる。 | 室町時代 | 明 |
1470 | 尚円１ | 文明２ | 成化6 | 尚円、王位に就く（第２尚氏王統）。 | 室町時代 | 明 |
1475 | 尚円６ | 文明７ | 成化１１ | 尚円、崇元寺を創建する。このころ天王寺・龍福寺（もと極楽寺）が創建される。 | 室町時代 | 明 |
1492 | 尚真１６ | 明応１ | 弘治５ | 尚真、円覚寺の建立を指示し、3年にしてなる。京都、南禅寺の芥隠を開山住持とする。 | 室町時代 | 明 |
1501 | 尚真25 | 文亀１ | 弘治１４ | 尚真、玉陵を築造する。 | 室町時代 | 明 |
1502 | 尚真26 | 文亀２ | 弘治15 | 弁財天堂が建立される。弁財天堂に至る天女橋をかける。 | 室町時代 | 明 |
1519 | 尚真43 | 永正 16 | 嘉靖14 | 園比家武御嶽石門・弁ヶ嶽（弁之御嶽）石門が建立される。 | 室町時代 | 明 |
1522 | 尚真46 | 大永2 | 嘉靖１ | 真玉橋がかけられる。 | 室町時代 | 明 |
1547 | 尚清21 | 天文16 | 嘉靖26 | 大美御殿が建立される。このころまでに守礼門が建立される。 | 室町時代 | 明 |
1554 | 尚清28 | 天文23 | 嘉靖33 | 三重城が築造される（那覇港北に位置し、南にはこれ以前に屋良座森城が築造されていた）。 | 室町時代 | 明 |
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1609 | 尚寧21 | 慶長14 | 萬曆37 | 島津氏（薩摩）の琉球出兵。今帰仁城が攻め落とされ、首里の弁財天堂などが破壊される。 | 1603 江戸時代 | 明 |
1620 | 尚寧32 | 元和6 | 萬曆48 | 尚寧王没し、極楽山（浦添ようどれ）に葬られる。 | 江戸時代 | 明 |
1624 | 尚豊4 | 寛永１ | 天啓4 | 山川陵(山川の玉陵)が建造される。 | 江戸時代 | 明 |
1639 | 尚豊19 | 寛永16 | 崇禎12 | 中城御殿が創建される。 | 江戸時代 | 清 |
1660 | 尚質13 | 万治3 | 順治17 | 首里城正殿が焼失する。 | 江戸時代 | 清 |
1661 | 尚質14 | 寛文1 | 順治18 | 龍潭の北岸沿い道路に旧慈恩寺の橋を移設し、世持橋とする。 | 江戸時代 | 清 |
1671 | 尚質3 | 寛永11 | 康熙10 | 首里城正殿が再建される。正殿、この時瓦葺きとなる。 | 江戸時代 | 清 |
1674 | 尚貞6 | 延宝2 | 康熙13 | 久米村に至聖廟（孔子廟）が創建される。 | 江戸時代 | 清 |
1677 | 尚貞9 | 延宝5 | 康熙16 | 東苑（御茶屋御殿）が建造される。金城橋が石橋となる。 | 江戸時代 | 清 |
1682 | 尚貞14 | 天和2 | 康熙 21 | 崇元寺が瓦葺きとなる。陶窯が壷屋に統合される（知花・首里宝口・湧田の各窯）。首里城正殿に五彩の龍頭ぼう（りゅうとうぼう）が置かれる。 | 江戸時代 | 清 |
1687 | 尚貞19 | 貞享4 | 康熙26 | 伊是名玉陵が改修される。 | 江戸時代 | 清 |
1708 | 尚貞40 | 宝永5 | 康熙47 | 真玉橋が石橋に改修される。 | 江戸時代 | 清 |
1709 | 尚貞41 | 宝永6 | 康熙48 | 首里城正殿・南殿・北殿が火災により焼失。 | 江戸時代 | 清 |
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1712 | 尚益3 | 正徳2 | 康熙51 | 首里城正殿が再建される。 | 江戸時代 | 清 |
1713 | 尚敬１ | 正徳3 | 康熙52 | 正義大夫の毛文哲・通事の蔡温等、首里城・崇元寺・玉陵の地理（風水）をみる。 | 江戸時代 | 清 |
1738 | 尚敬26 | 元文3 | 乾隆3 | 玉陵は松林の中にあり、これを竹柵で囲う。 | 江戸時代 | 清 |
1748 | 尚敬36 | 寛延1 | 乾隆13 | はじめて御番所を玉陵の東西に建てる。 | 江戸時代 | 清 |
1799 | 尚温5 | 寛政10 | 嘉慶3 | 識名之御殿（識名園）がつくられる。 | 江戸時代 | 清 |
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1837 | 尚育3 | 天保8 | 道光17 | 首里に孔子廟（「首里聖廟」）が創建される。 | 江戸時代 | 清 |
1846 | 尚徳12 | 弘化3 | 道光26 | 首里城正殿が重修される（歓会・久慶・継世の各門に二重扉を設ける）。 | 江戸時代 | 清 |
1868 | 尚泰21 | 明治１ | 同治7 | 地理師を清（中国）に派遣し、玉陵を修しゅう（しゅうしゅう）する方法を学習させる。これより玉陵の各所が修理される。 | 明治時代 | 清 |
1875 | 尚泰28 | 明治8 | 光緒１ | 中城御殿が大中村へ移る。 | 明治時代 | 清 |
1879 | 尚泰32 | 明治12 | 光緒5 | 明治政府の「琉球処分」により琉球藩(琉球藩は明治5年に設置される)が廃され、沖縄県となる。 | 明治時代 | 清 |