跳人(ハネト)概要
ハネトと呼ばれる踊り手はねぶた祭を盛り上げ、観衆を沸き立たせる存在です。「ハネト」という名称は「跳ねる」という語に由来しています。ねぶたにおいてこの語は「踊り手の活発な動き」「悪運を跳ね飛ばす」という2つの意味を持っています。ねぶたの各運行団体には専属のハネトがおり、最大のものは2,000名に近い参加者がいます。ハネトは観衆の前を通り過ぎながら「ラッセラー」と囃し立てます。これは観衆に参加を促し、一緒に楽しもうと呼びかける意味があります。囃子方(祭を盛り上げるための音楽を奏でる人々)の太鼓のリズムに合わせて、ハネトのリーダーがメガホンやマイクを使い大音声で音頭を取り、他のハネトも大声でかけ声を繰り返します。
ハネトには正式な装束があります。白地の浴衣(夏季用の軽装の着物)にピンクやブルーの派手なタスキを合わせます。装束や履物、鉢巻きに鈴を結び、できるだけ賑やかな音が鳴るようにします。ハネトはジグのような踊りを披露することもありますが、全てはリーダーとその団体の方針によって決まります。山車先導役と同様、ハネトのリーダーも笛を吹いてハネトに指示を出します。一斉に踊ったり、走ったり、飛び跳ねたりといった動きを取るようハネトに伝えます。正式な衣装を着ている人であれば、誰でもハネトとして祭に参加できます。山車を間近で見たり、祭が刻々と進行していく様子を眺めたりしたいのであれば、実際に参加することが一番です。
