コンブ類:貴重な食料源
釧路湾東部の岩礁海岸では、寒流がコンブ類の成長にとって理想的な条件を作り出しています。コンブ類の多くの種は、日本料理において、つゆとだしに味の深みを加えるものとして高く評価されています。 北海道東海岸の多くで、豊かなコンブ場が見られます。ナガコンブ (学名: Saccharina longissima)、ガッガラコンブ (学名: Saccharina coriacea)、ゴヘイコンブ (学名: Laminaria yezoensis)、ネコアシコンブ (学名: Arthrothamnus bifidus) など、いくつかの種は、釧路周辺と北海道東海岸でのみ見られます。この地域で最も一般的な種はナガコンブであり、英語では「ribbon weed」とも呼ばれます。ナガコンブは、10mもの長さに成長するものもあります。
コンブ類は、食料源としての価値に加えて、釧路湾の岩石海岸にいる大型捕食者からの避難所を提供し、小魚を荒波から守ります。また、魚は、アミやプランクトンなど、コンブ場に生息する種を餌にします。