鵜戸神宮:撫でうさぎ
撫でうさぎ(「撫でるためのうさぎ」の意)は、鵜戸神宮の境内にある数多くのうさぎの像の中で最も有名なものです。このうさぎは、神社の主祭神であるウガヤフキアエズの神使と信じられており、撫でうさぎには神様の病気平癒の力が吹き込まれていると考えられています。病気を患っている参拝者たちは、お賽銭箱に少額のお賽銭を入れた後、自分が治したい体の箇所と同じうさぎの体の箇所を撫でます。日本では、この種の病気平癒のための像があることが、少なくとも江戸時代(1603–1867)以降、多くの神社と一部の仏教寺院の特徴となっています。牛の形をしたものが最も一般的ですが、他の動物や仏様の形をしたものもあります。