地理空間情報

「建築・都市DX国際セミナー」の開催

 国土交通省は、令和7年2月18日、つくば市及び東京大学国際建築教育拠点総括寄付講座との共催にて「建築・都市DX国際セミナー」をつくば市で開催し、日本における都市・建築・不動産分野のDXに関する政策と先進的な都市におけるスマートシティの実装に向けた取組の実情を海外へ発信するとともに、国内外から集った産官学12名の有識者を交えた議論を行いました。
 本セミナーでは、和泉洋人東京大学特任教授からの特別講演、来日したラミア・カマルシャウイOECD起業・中小企業・地域・都市局長及び村上敬亮デジタル庁統括官からの基調講演に続き、2つのパネルディスカッションを行いました。第1部「スマートシティの事例紹介」ではつくば市の事例を中心にスマートシティを実現するうえでの目的や効果、課題について、第2部「建築・都市DX政策の最新動向」では建築・都市DXの取組に関するベストプラクティスについて、パネリストからの紹介を皮切りに、パネリスト間での意見交換を行いました。
 当日は、関係分野の研究機関や企業、在日本大使館を含む海外政府機関、国内の行政機関等から約120名の参加があり、「建築・都市のDX」に関する具体的な取組を国内外へ発信しました。

開催概要

(1)日程:令和7年2月18日(火)
(2)会場:つくば国際会議場
(3)主催:国土交通省
(4)共催:つくば市、東京大学国際建築教育拠点総括寄付講座
(5)参加人数:約150人(登壇者・主催関係者を含む)

プログラム

オープニング

開会挨拶
 小善 真司 政策統括官
 五⼗嵐 ⽴⻘ つくば市長

特別講演
 和泉 洋人 東京大学特任教授 「建築・都市のDX」 ・・・<講演資料[1]>

基調講演
 ラミア・カマルシャウイ (OECD起業・中小企業・地域・都市局長)
 村上 敬亮 デジタル庁統括官 「モビリティと地域経済活性化」 ・・・<講演資料[2]>

第1部:「スマートシティの事例紹介」

<パネルディスカッション>
 五十嵐 立青 つくば市長
 鈴木 健嗣 筑波大学教授 「インクルーシブなスマートソサエティに向けて」 ・・・<講演資料[3]>
 伊藤 俊⼀郎 (株)リーバー代表取締役 「遠隔医療を活用した「誰一人取り残さない」医療の実現」 ・・・<講演資料[4]>
 大島 英司 熊谷市副市長 「熊谷市におけるスマートシティの取組」 ・・・<講演資料[5]>
 石坂 聡 内閣府地方創生推進事務局長 <モデレーター>

第2部:「建築・都市のDX政策の最新動向」

<講演>
 矢吹 周平 国⼟交通省⼤⾂官房 政策統括官付地理空間情報課長 「我が国における地理空間情報の開発・活用促進の取組」 ・・・<講演資料[6]>
 ヘレ・モムセン デンマーク社会サービス・住宅庁北欧サステナブル建設事務局長 「ノルウェーの視点 ~ライフサイクルアセスメント構築に向けたデータ需要とシナリオ~」 ・・・<講演資料[7]>
 ロジャー・エリクソン スウェーデン 地方・インフラ省住宅・建築課課長代理 「都市開発と建設のデジタル化された中断のないプロセス ~都市計画、建築、施設管理におけるイノベーション~」 ・・・<講演資料[8]>

<パネルディスカッション>
 ヘレ・モムセン デンマーク社会サービス・住宅庁北欧サステナブル建設事務局長
 ロジャー・エリクソン スウェーデン 地方・インフラ省住宅・建築課課長代理
 赤井 厚雄 (株)ナウキャスト取締役会長
 黒川 史子 アジア航測(株)DX戦略本部AAS-DX推進部長
 武藤 祥郎 国土交通省都市局国際・デジタル政策課長 <モデレーター>

クロージング

開会挨拶
 三浦 逸広 国土交通省官房審議官(都市局・住宅局)

※以上、敬称略。講演タイトルは仮訳。

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