自動車

「高速ツアーバス」の安全対策の強化

   今年の4月29日(日)、関越自動車道上り線で、いわゆる「高速ツアーバス」において、乗客7名が亡くなり、38名が重軽傷を負うという大変痛ましい事故が発生しました。

 

○ この事故を受け、国土交通省では、公共交通の安全対策強化とその実効性の確保に取り組んでいますが、今般、今年の夏の繁忙期に向けて、緊急に取り組むべき「高速ツアーバス」についての安全対策を取りまとめました(別添)
今後は、この対策の実施と、残された課題の検討を行っていきます。

〈ご注意〉
 
なお、「高速バス」には制度上、[1]路線バス会社による「高速乗合バス」と[2]旅行会社による「高速ツアーバス」の2種類があり、外形上は区別がつきにくいのですが、利用者の契約の相手方がバス運行の安全確保にどこまで責任を負うのか等に大きな違いがあることを十分にご理解頂くようお願いいたします。

 

[1]   「高速乗合バス」は、街なかの路線バスと同様に、利用者は路線バス会社と直接に運送契約を締結し、運賃を支払い、予め定められたダイヤに従って運行されるバスに停留所で乗降します。従って契約の相手方であるバス会社がバス運行の安全確保に責任を負っています。

一方、

 

[2]   「高速ツアーバス」は、旅行会社による旅行商品(いわゆる「パック旅行」)の一形態で、利用者は旅行会社と契約して旅行代金を支払い、旅行会社が手配した貸切バスに乗車します。多くの場合、指定された時刻に一定の場所に集合しバスに乗り降りしますが、高速乗合バスのような停留所は設置されていません。また、利用者の契約の相手方である旅行会社は、バス会社ではないのでバス運行の安全確保に直接の責任を負っていません。

お問い合わせ先

国土交通省自動車局旅客課谷口、黒澤
電話 :(03)5253-8111

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