運輸安全

運輸安全マネジメント評価のイメージ

  運輸安全マネジメント評価は、国土交通省大臣官房運輸安全監理官付運輸安全調査官や地方運輸局等の評価担当官が、経営トップや安全統括管理者、運輸部長等の経営管理部門の人にインタビューを行い、それに関連する資料を確認することにより実施されます。通常、1日ないし2日間の日程で実施されます。 
 
 
 実際の評価では、「安全管理規程に係るガイドライン」に規定されている14項目に基づき、安全管理体制の構築、改善が適切に行われているのかについて確認が行われ、創意工夫されている事項、熱心に取り組んでいる事項、すぐれている事項等についてプラスの評価を行うとともに、、継続的に取り組む必要があると思われる事項、工夫の余地のある事項、更に推進すると効果が向上すると思われる事項等について助言が行われます。
 例えば、経営トップをはじめとする経営管理部門が、現場の情報、課題等、自社の安全管理体制を具体的に把握し、現場に対してフィードバックされる仕組みが構築されているかという観点から、いわゆるPDCA(計画、実行、チェック、見直し・改善)サイクルに基づく安全管理体制が適切に構築され、機能しているかどうかについて確認し、プラス評価や助言を行うものであり、鉄道、自動車、海運、航空の各交通モードに共通した手法により実施しております。
 この評価は、企業が生み出し提供する製品やサービスの生産過程、仕組み等の管理体制の規格であるISO9000シリーズを参考とした、従来の行政にはなかった手法です。 

◆安全管理体制の構築方法について◆
 
 運輸事業におけるサービスの基本は輸送の安全の確保で、輸送の安全を確保するためには、下のポイントに示す、「運輸安全一括法に規程する安全管理規程に係るガイドライン」の14項目に沿って安全管理体制を構築し、事業者が構築した安全管理体制にPDCAサイクルを組み込み、継続的に見直し・改善を図ることが重要となります。
 ガイドライン(7)の「事故等に関する情報の報告等」、ガイドライン(11)の「内部監査」、ガイドライン(12)の「マネジメントレビュー継続的改善」については、運輸事業者の理解を深めていただくために、パンフレットを作成いたしましたので、こちらをご覧いただき、活用してください。
 
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