自動車アセスメント・チャイルドシートアセスメント

電気自動車等の衝突時における感電保護性能試験の評価方法

評価項目 評価基準
感電保護性能
※1
①直接接触保護+間接接触保護
  • 動力系(充電系連結システムを除く。)の活電部に対する保護は、保護等級IPXXBを満たすこと。
  • 充電系連結システムを除き、接触可能な露出導電部と電気的シャシとの間の抵抗値は、0.2A以上の電流を流した状態で0.1Ω未満であること。
②絶縁抵抗測定
  • 充電系連結システムを除き、以下の条件を満たすこと。ただし、衝突後、活電部の一部の2つ以上の電位が保護等級IPXXBの条件下で保護されなくなった場合には適用しない。

    1. AC回路及びAC回路含む回路は作動電圧500Ω/V以上であること。保護等級IPXXBの要件を満たす場合及びAC部位の電圧が30V以下の場合は作動電圧100Ω/V以上であること。
    2. DC回路は作動電圧100Ω/V以上であること。
③残存電圧測定 衝突後、5秒から60秒後における高電圧部品の残存電圧はAC30V以下又は、DC60V以下であること。
④残存エネルギー測定 衝突後、5秒から60秒後における動力系の高電圧部品のエネルギーは、2.0J以下であること。
高電圧バッテリー電解液漏れ性能
  • 車室内への電解液漏れが無いこと。
  • 車室外への電解液漏れが有る場合は衝突30分経過後の漏れ量が総電解液量の7%以下であること。ただし、開放式駆動用バッテリーは総電解液量の7%以下かつ5L以下であること。
高電圧バッテリーの固定状況
  • 車室内のRESSについては、所定の位置に固定されていること。
  • 車室外のRESSについては、車室内に貫入していないこと。
  • ※1衝突後の感電保護性能要件の確認については、上表の①から④までの測定方法の組み合わせにより行い、すべての動力系の高電圧部品の感電保護性能を確認します。

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