羽田空港のこれから

安全対策

落下物防止対策

落下物防止対策

2018年3月にまとめた「落下物 対策総合パッケージ」に基づき、関係者(国・メーカー・航空会社等)が一丸となって対策を実施しています。

    ※落下物とは、地上(空港内で発見されたものを除く)で、部品または氷塊が発見されたもの。

落下物防止対策の義務化

落下物防止対策の
義務化

落下物防止対策の義務化

落下物の原因分析を
強化

落下物防止対策の義務化

駐機中の機体を
抜きうちでチェック

落下物防止対策の義務化

航空会社の部品欠落の
報告制度を充実

落下物防止対策の義務化

全国の空港事務所等を通じ、落下物に関する情報を収集

落下物防止対策の義務化

落下物の原因者である航空会社への処分等の実施

落下物防止対策の義務化

落下物による被害者に対する補償等を充実

未然防止策の徹底

「落下物防止対策基準」の策定

本邦航空会社および日本に乗り入れる外国航空会社に、落下物防止対策を義務付けています。

落下物防止対策の義務化

あらゆるチャネルを通じた未然防止策の徹底

対策事例をまとめた「落下物防止対策集」を2018年1月に作成。内外の航空会社に対して、未然防止策を徹底しています。

あらゆるチャネルを通じた未然防止策の徹底
あらゆるチャネルを通じた未然防止策の徹底
あらゆるチャネルを通じた未然防止策の徹底

駐機中の機体チェックの強化

  • 1. 外国航空機に対する検査を羽田空港、成田空港で重点的に実施しています
  • 2. 空港管理者によるチェック体制を構築しています。
  • ・成田空港では2017年3月から、羽田空港では2019年3月から運用開始(航空機検査官が対応)。
  • ・検査官のノウハウを活用し、検査実施者と補助要員から構成されるチームを編成。
  • ・羽田空港では、年間1,300機程度の機体チェックを実施。
  • 駐機中の機体チェックの強化
    駐機中の機体チェックの強化

    事案発生時の対応強化

    補償等の充実

  • ・落下物被害の原因者を一社に特定できない場合に原因航空機と推定される航空機の使用者により連帯して補償する制度(被害者救済制度)を拡充し、航空会社に対して加入を義務化しています。
  • ・ 速やかな被害者救済の実現等のため、羽田空港の離着陸機による落下物被害に係る修繕等の費用を立て替える制度を創設しました。
  • ・ 被害に対する賠償とは別に、落下物に起因する物損等の被害に対する見舞金制度を創設しています。
  • ・ 上記の各制度については、 2019年3月30日から開始。
  • 補償等の充実
    補償等の充実

    情報収集・分析の強化

  • 1. 落下物情報の収集強化(空港事務所、警察)
  • 落下物処理要領を策定(2017年6月)

  • 2. 落下物認定の確度向上のための技術力向上
  • 氷塊の成分分析の精度向上

  • 3. 外航社を含めた部品脱落の報告制度の拡充
  • 羽田についても報告制度の対象とAIPに掲載(2017年11月)

    航空会社に対する処分等の検討

    落下物の原因者である航空会社(本邦社及び外航社)に対して処分等を行います。航空機の整備や落下物防止対策基準の遵守状況等を踏まえ措置することとしています。

  • ・本邦社:落下物事案にも適用される処分基準を策定(2018年3月)
  • ・ 外航社:本邦社に準ずる内容で対応
  • 駐機中の機体チェック・ランプインスペクションの取組状況

    駐機中の機体チェック等の取組状況について情報提供してまいります。

    羽田空港におけるランプインスペクション件数

    ※ 新型コロナウイルスの影響に伴う乗り入れ機数減少に伴い、ランプインスペクション件数が減少しています。

    ※ ランプインスペクション:我が国に乗り入れている外国航空機に対する立入検査

    航空会社の取組状況

    落下物防止に向けた航空会社の取組状況を情報提供してまいります。

    【例】脱落しやすい部品のポスター掲示による整備士等への注意喚起

    航空会社の取組状況
    今後も、関係者が一丸となって、落下物対策を実施してまいります。