2020年からのSOx規制強化に伴い、舶用燃料油の性状が変化することが想定されています。
関係業界が規制に円滑に対応するために必要な準備を行うとともに、適切な燃料を供給し、適切に燃料を選択し使用するための理解を深めることを目的とした協議会を設置し、2018年10月30日、11月19日に、関係者(海運事業者、海運業界団体事務局、石油元売事業者、石油連盟事務局、国土交通省、資源エネルギー庁、造船所、エンジンメーカー)で、燃料油の性状について意見交換を実施しました。
・海運業界からは、
[1]他社製の燃料油を混合しても問題ないようにすること(混合安定性の確保)
[2]
動粘度は、船舶の改造が不要と見込まれるレベル(余裕をもって目安として70cSt以上)にすること
[3]
流動点は、常温では固まらない温度とすること
等を要請
・石油業界からは、海運業界の意見を理解しつつ、適合油の動粘度については供給安定性も踏まえて検討する必要がある旨
を意見